【REVIEW?】Caro kissa『Caro kissa xxx』

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Caro kissa。
大阪を中心に活動するsunachuとtakahiroによるポップユニットである。
現在Ano(t)raksに所属する彼らは作詞作曲・演奏からマスタリングまで二人で完結させるというスタイルで活動をしており、過去に迷われレコード、Ano(t)raksといったレーベルのほか、セルフリリースでも音源をリリース。
現在はAno(t)raksに所属。
昨年大阪万博公園にて行われたロハスフェスタの公式テーマソングの制作、西日本最大級のラーメンイベント「ラーメンEXPO」公式ユニットへの楽曲提供といった活動も行なっている。

さらに本日29日には初の全国流通盤となるコラボレーションアルバム『Caro kissa xxx』が迷われレコードよりリリースされる。
今回のアルバムはCaro kissaとkei、ほむらんず、yuka、fishpondと多数のミュージシャン、また とりばけいが主宰するレビューサイト・kikigatariといった幅広い層とコラボレーションするというコンセプトのアルバムであり、彼らの活動の幅を大きく広げる作品にいなっている。
また、既存の曲も収録されているがそれらは再収録・リミックス・リマスターが施されているため、後述するが手元の音源との聞き比べといった楽しみ方ができる意味で既存曲を耳にしている方にも聴いて欲しい一枚となっている。

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『Caro kissa ×××』/ Caro kissa
7/29リリース
レーベル:迷われレコード
カタログNo.:MYWR-200
価格:¥1.500(税込)

【Track List】
1. 未来革命(Caro kissa×kei)
2. 5月6日
3. 月への階段(Caro kissa×ほむらんず)
4. 流れ星のシャンデリア(Caro kissa×yuka)
5. Tonight (instrumental)
6. ボクノコト(Caro kissa×fishpond)
7. 魔法のことば (album version)
8. fuwa_fuwa (acoustic version) (Caro kissa×架空コンピ)
9. そらいろメロディ (2014version)
【取り扱い店舗】
TOWER RECORDS(渋谷店、新宿店、難波店、梅田マルビル店) / HMV / ディスクユニオン / amazon / 大宮 more records / 池袋 TOKYO FUTURE MUSIC




…といった経歴やリリース情報を挙げていくだけで好調振りに注目したくなるCaro kissaですが、実はそんな彼らに対して私sabadragonはちょっと色々と思い入れがあったりするんですよ。
それは主に以下のような事が原因だったりします。

例えば…………………………
indiegrabとしての最初のレビューが彼らの1stフルレングスアルバム「Door」だったり。

例えば…………………………
彼らの音源が出るたびに必ずと言っていいほどやばいはまり方をする曲があったり。
(今回のアルバムも既に「5月6日」の再生回数がやばいことになっています)

例えば…………………………
渋谷のTSUTAYAに置かれていたフリーサンプラーに収録されていた「そらいろメロディ」の新旧録音の違いを聞き比べて遊んでいるうちに終わってしまった1日があったり。
(この曲は今回のアルバムにも収録されてます。しかも今回はフリーサンプラー時のものからリマスターされているらしいのでまた聴き比べで終わってしまう1日があると思われます。)

例えば…………………………
彼らと初めて会ったのはTokyoliteの来日時だったりするのですが、それ以後私と音楽関係者との印象深い出会いがあるとそのそばに彼らがいるケースが非常に多かったり。

例えば…………………………
2013年のM3でリリースされた彼らのミニアルバム『マワルマワルセカイ』に収録されている「白いワンピース」。
その歌詞の中に出てくる白いワンピースに青空色のベルトという服装で会場内を移動しているsunachuを見た時に自分たちの作品世界を押し出す事の徹底ぶりに割りと本気で驚いたり。

さらに今まであまりオープンにしてこなかったお話をですが、実は…彼らの東京での初ライブって私が関わってるんですよ。
2013年のM3に出展するために上京したポジティヴレコーズの面々+Caro kissaと、当時やっていたネットラジオとの企画でやったトーク+ライブのネット中継ってイベントで。
主催は他の方なんですが、裏方兼MC兼ネット中継のエンジニア的な感じで関わらせていただきました。
ちょっと色々事情があってあまり詳細な話ができないんですが。

そして実はその時のイベントがリリースとの連動やプロモーション的なところを考えるきっかけになり、それまでやっていたレビューサイトではにミュージシャンの動きに合わせて何かをやるのがスピード的に無理だなと思ったところがindiegrabを始める出発点だったりするので、Caro kissaとポジティヴレコーズがいなかったらこのサイトって誕生していないんですよね。

それが多分Caro kissaのお二人も知らないであろう彼らとindiegrabの繋がりです。

そんなsabadragon的に思い入れの深い彼らなので、活躍の場と知名度を広げていくところを楽しみにしているし今後もどんどんフライハイしていって欲しいと思いつつ………できる事なら週に一回ぐらいどこかで「indiegrab最高!!」とか言ってくれると嬉しいなと思います。

テキスト sabadragon(@sabadragon)

2015.7.29 7:00

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