【REVIEW】Door/Caro kissa

Door

Door



大阪のtakahiroとsunachuによるアコースティックポップユニット・Caro kissa。

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Caro Kissa待望のフルレングスアルバム。
今回はTheムッシュビ♂トが主催するpositive recordsからのリリース。

今までも迷われレコーズやM3でのCD発売、またTSUTAYAで配布されるコンピレーションへの参加等、精力的に活動しているが、ここしばらくはカラオケの鉄人への曲収録やこのアルバムがCookie Scheneに扱われる等快進撃ぶりが目立つ。

そんなCaro Kissaの新作・Doorは過去最高のキラキラ度を誇る「HERO」にはじまり、sunachuの世界観が炸裂する「フラスコの街」、takahiroボーカルの快作「駄目人間思考回路」…ポップユニットとして培ってきた彼らのキャリアをいかんなく発揮しつつその枠を破ろうとしているかのような幅広い曲のバリエーションと練られた構成で成り立っており、このアルバムに対する彼らの野心と本気度を感じさせる。

これはここ1〜2年程彼らを見ていて勝手に感じている事だがにユニットとしてのレベルが顕著に上がり、評価や知名度も上がってきた上でもう少し大きなフィールドに出るべき彼らが最高のタイミングで次のフィールド向けの作品を作り出した。
それがこのDoorであるという気がしてならない。

また、トラック1・HEROは過去最高のキラキラ度と書いたが、それはこのアルバムという扉から跳躍しようとしている始まりの予感に充ち満ちた曲だからなのかもしれない。
このような個人的な事をこの場に書くのはどうかとも思うが、新しくサイトを立ち上げをこのような素晴らしい始まりを感じさせる曲のレビューで飾らせてもらえる事は光栄としか言いようがない。

2014.7.21 19:09

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