【NEWS】4人組ロックバンド クレナズム 新曲「酔生夢死」配信開始 & MV公開

福岡在住の4人組ロックバンド クレナズムは24日、新曲「酔生夢死」の配信を開始した。

今作は、死の恐怖と対峙する事により、「不安でがんじがらめになりながらも生きよう、這い上がろうとする」メッセージを躍動感に満ち溢れる激しくも美しい轟音のシューゲイズ・サウンドで構成した楽曲。

リリースと同時にMVを公開。

ジャケットとMVは、SNSを中心に人気を博すアーティスト 雪下まゆが制作。
ポップさと毒っけが入り混じるアンニュイな表情の少女のイラストは、お洒落でかわいいだけでなく、社会の隅でプレッシャーに押しつぶされながらも静かに息をする無表情な少女の瞳に映る『酔生夢死』の歌詞を表現している。

また、クレナズムは7月から「クレナズム九州全県ツアー 九州を繋ぐっちゃん!」を開催し九州全県(沖縄除く)対バンツアーで7公演を行う。
詳細は5/1に発表予定。

【アーティストコメント(Gt. けんじろう)】
・制作経緯
『酔生夢死』は内面的な歌だと思います。こんな状況になってしまった世相に反映してか、心のバランスを崩してしまった時期がありました。そのときの心境を歌詞にしました。去年からたくさんのライブやイベントが中止になったり、大切な場所やアーティストの方々が足を止めてしまうのを見て、自分からも少しずつ何かが失われてゆくような感覚がありました。それが悲しいというよりも、僕たちもいずれ、そうなってしまうんじゃないか?と当事者の方々の気持ちや状況を自分達に置き換えて考えると本当に怖かったです。
それでも「焦りに立ち上がったばかりで痺れた脚 引きずってるんだ」という歌詞が書けたことで、自分の中で落としどころを見つけられた気がして、少しだけ希望を持てた感じがしています。『酔生夢死』のタイトルは森鴎外の『妄想』という彼の死生観や思想を語られた短編作品に出てくる熟語で、そこから引用した言葉になります。
不安で心ががんじがらめになっているけれど、主人公が何とか”酔生夢死”から脱却するため這い上がろうとする内面的な歌のタイトルとして四字熟語独特の厳格な雰囲気が際立っていると思います。

・なぜ曲にしようとしたのか
家にいる時間も増えて来て、無理矢理にでもアニメや映画、音楽を聴いたりして人が産み出したものを噛み締めることで救われた感情が沢山ありました。
でも、人の作ったものに縋ることしかできないと皮肉に思う自分も居て、だからこそ曲にすることで負の感情に踏ん切りをつける意味でも前を向けるような気がしたからです。




『酔生夢死』
/ クレナズム
2021年3/24リリース
フォーマット:デジタル配信
配信URL一覧

【クレナズム】
作詞・作曲:けんじろう
編曲:クレナズム




2021.3.24 13:00

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