【LIVE REPORT】ぶっ恋呂百花 ワンマンライブ「楯突く日々」ライブレポート

ぶっ恋呂百花ライブフォト

2026年6/13(土)。ぶっ恋呂百花が下北沢 LIVE HAUSにてワンマンライブ「楯突く日々」を開催した。

ぶっ恋呂百花は、元NMB48 木下百花が2023年より始めたラップトップ・ミュージック・プロジェクトだ。
昼公演となるこの日は開場時間から早くもぶっ恋呂百花の登場を心待ちにするオーディエンスでフロアが一杯だった。

期待の眼差しがステージに注がれる中、ぶっ恋呂百花が登場。
ラップトップやコントローラーといった活動初期からの基本的なセッティングに加えて、最近導入したというサンプラー、キーボードなどアップデートが見てとれる。さらに、この日は先日公開されたばかりの新曲”断捨離”MVの衣装であるメイド服で登場。最新のアーティスト像が一際目を引く。オーディエンスの期待はすでに上がっていっていた。
「今日は集まってくれてありがとう!」
ぶっ恋呂百花がフロアへ声をかけると暗転。
HumungasによるVJがステージに映写され、空気が様変わりし、1曲目「証明」を披露。AIR-CON BOOM BOOM ONESANをフィーチャリングに迎えた本楽曲、この日のステージでもリズミカルでポップセンスが光る。

ぶっ恋呂百花ライブフォト

Photo by 坂元ぽん太


ぶっ恋呂百花の歌唱は初手からギア全開。会場のボルテージも一気に上がっていく。
そして、2曲目「恋するとしたら」。こちらもポップさが魅力の楽曲だが、コントローラーやサンプラーを駆使したアレンジでライブならではのパフォーマンスを展開していく。「最後まで楽しみましょう!」とオーディエンスに語りかけると、3曲目「断捨離」へ。イントロから遊び心のあるアレンジを展開するなどこちらもライブ感のあるパフォーマンスであった。
そして4曲目「躱わせない」、次に5曲目「昆虫」と畳み掛ける。ディスコグラフィーの中で、両楽曲とも浮遊感のあるアンビエンスを纏ったバラード的ポジションで幻想的な音像が特徴的。ここでも積極的にサンプラーやコントローラーによるアレンジを披露し、エレクトロポップとしての幅をしかとフロアに見せつけた。
序盤では軽快でポップな流れできたかと思えば、対極の雰囲気をシームレスに出力したことで、ここまでで滑らかな起伏とともに会場を一体化していくのだった。

ぶっ恋呂百花ライブフォト

Photo by Cho Ongo


そんな前半戦を終えると会場に低い持続音が鳴り響く。
そのまま、ぶっ恋呂百花は自身のキーボードでイントロを生演奏、そのまま6曲目「貴方を誘う」へ。
少し不穏で影のある本楽曲だが、見事な導入も相まって前半の熱が冷めやらぬまま、オーディエンスの意識をステージに引き込んでいく。
「新曲持ってきました。」とフロアに向け告げると、7曲目は新曲「なんか」を披露。
当然ながら初耳だが、飾らない言葉の歌詞とキャッチーかつどこかノスタルジックなメロディで構成された本楽曲には今のぶっ恋呂百花の”らしさ”が詰まっており
会場の盛り上がりはさらに上昇していった。
8曲目にはぶっ恋呂百花活動初期からのアンセムとも言える「カス」を披露。いつにも増して濃いライブ感と最新MVを踏襲したアーティスト像が相まってアンセムならではの安定感はありつつも、現在地から放つそれには確かにアップデートがあり会場のボルテージは更なる上昇を迎えた。

ぶっ恋呂百花ライブフォト

Photo by Cho Ongo


「1人でいいって思ってるわけじゃないけど迎合せずこれからも楯突いていきたいと思ってます。」
音楽家として自分らしさに誠実であり続けたぶっ恋呂百花、そんな活動の結実として迎えたワンマンの舞台で覚悟を語った。

そしてついに後半戦へ。
9曲目「サプリメント」。アーティストとしてのスタンスを素直な言葉でフックに据えた本楽曲は覚悟を表明した直後のタイミングに相応しかった。
そして、10曲目「耽溺」。まだまだ熱を帯び、一体となっていく会場をさらに牽引していく。この日はライブ感に加え楽曲の流れもとにかく良い。
そんな中、11曲目に据えるは「揺れる関係」。頂点へ向かってボルテージが上がっていく、この日の空気と重なるようなドラマチックな展開の楽曲だ。
その後、「あと3曲!たのしんでるか〜!」
とロックバンドさながらにフロアを煽るとオーディエンスも笑みを浮かべながら
「おー!」とレスポンス。
その後、最新MV「断捨離」内で披露したカンフー風の振り付けを披露。
フロアを更なる笑いと拍手につつむと「ありがとうございました。ぶっ恋呂百花でした」と感謝を伝えると、ラストへ。

ぶっ恋呂百花ライブフォト

Photo by 坂元ぽん太


12曲目「幽霊のように」。大胆な緩急とアウトロへのエモーショナルな運びが後半にも関わらず、まだまだフロアを温めていく。
13曲目「死体」は、この日のセトリの中では音数が控えめでミニマルめだ。
ここでビート主体の本曲がフロア更なるノリをもたらしていた。
そして、HumungasによるVJがここまでのソリッドなCGビジュアルから切り替わる。ぶっ恋呂百花が自室らしき場所でラーメンを食べている定点映像といった内容の映像だ。最後の曲は「ラーメン替え玉ヒキニート」。ポップでグルービーなフレーズの数々に次々手が上がるオーディエンス。一体感が最高潮を迎えた瞬間で、ラストに相応しい選曲だった。

ぶっ恋呂百花ライブフォト

Photo by 坂元ぽん太


「ありがとう!」とぶっ恋呂百花が捌けるも、オーディエンスはすぐさまアンコール。
ぶっ恋呂百花がステージへ戻ると感謝と共に「新曲やります!」と
まさかの新曲「ムヤミヤタラ」を披露。
この日、2度目のサプライズとなった。
そしてラストは「お前だけはガチで守る♡」。
ファンには馴染み深い楽曲だがイントロのブレイクコア風アレンジを展開し最後の最後まで会場を焚き付けていく。そしてフロアの歓声に見送られながらぶっ恋呂百花が捌け、ついにこの日は終わった。
ぶっ恋呂百花ワンマンライブ「楯突く日々」。丹念に練られたセトリ、新機材を用いたアレンジ、そして新曲。ぶっ恋呂百花というアーティストの現在が余すことなく表現されながら、更なる活躍を予感せざる得ない内容だった。今後もぶっ恋呂百花に注目だ。

ぶっ恋呂百花ライブフォト

Photo by Cho Ongo


テキスト:Masaki Ikuta


「楯突く日々」フライヤー
ぶっ恋呂百花 ワンマンライブ
「楯突く日々」
2026年6/13(土)下北沢 LIVE HAUS
ACT:ぶっ恋呂百花

【セットリスト】
M01. 証明
M02. 恋するとしたら
M03. 断捨離
M04. 躱わせない
M05. 昆虫
M06. なんか(新曲)
M07. 貴方を誘う
M08. カス
M09. サプリメント
M10. 耽溺
M11. 揺れる関係
M12. 幽霊のように
M13. 死体
M15. ラーメン替え玉ヒキニート
EN1. ムヤミヤタラ(新曲)
EN2. お前だけはガチで守る♡


ぶっ恋呂百花 pre.ツーマンライブ「POP」フライヤー
ぶっ恋呂百花 pre.
ツーマンライブ「POP」
2026年10/12(月・祝)東京・渋谷Spotify O-nest
Open 18:15 / Start 19:00
Ticket:
特典付きチケット¥8,000
前売りチケット ¥4,000
U-23チケット¥2,000
※当日、+1d料金を頂戴いたします
チケットFC先行
※ゲストは後日発表
※マスクのご使用は個人のご判断となります。

2026.7.14 20:00

カテゴリ:PU1, REVIEW タグ:,