【INTERVIEW】YOKO.T『La Vida』

自分でも意外だったんですけど単曲よりE.P.やアルバムをつくるほうが楽しいなって感じたんです
- –:普段どのような環境で楽曲を制作していますか?
- YOKO.T:自宅の隅っこで、Macにオーディオインターフェースとモニタースピーカーをつなげて制作しています。DAWは5年ぐらい前にGarageBandからLogic Proにしました。外部のソフトウェア音源やプラグインを使った時期もありましたが、今は音づくりからミックス、マスタリングまでほぼ全部Logicでやっています。
音は内蔵のソフトシンセでつくったり、おもちゃ楽器や日用雑貨の音を録ってサンプリングしたり、エレキベースやウッドベース、声を録ったりして、それらを重ね合わせています。リズムボックスやカシオトーンなどのレトロ電子楽器を使うこともあります。 - –:楽曲を制作する際、どのようなきっかけで制作に至ることが多いですか?また、そこから楽曲が出来上がっていくまでの手順等についてもよろしければ聞かせてください。
- YOKO.T:たいていはまず自分なりのお題があって、それを形にしたくてつくり始めることが多いです。お題は「5拍子」とか「BPM75」みたいに具体的なときもあれば、「ふわふわ」とか「ひんやり」とか抽象的なときもあります。曲をつくっていると「あ、これまだやったことないな」っていうものが出てくるので、それを次のお題にすることが多いですね。ちなみにE.P.1曲目の『La Vida』のお題は「シンバルなし」でした。
つくるときは、たいていまずリズムを組むかベースラインを決めるかして、気持ちいいなと思えるループをいくつかつくるところから始めています。それからシンセや他の音を乗せて、音を抜き差ししたりフレーズを広げたり狭めたり、物足りなければコードを変えたりしながら曲の時間を進めていって、インストの状態でいったんアウトロまで到着させます。
あとはこの声でできることをプラスする感じで、リズムや和音、質感に対してレイヤーとか強化とかになるように声を乗せていきます。そうするとだいたい音が多過ぎになるので、今度はいらない音を削いでいって、いい具合になったらミックス・マスタリングに進みます。曲によっては違うこともありますけど、大体こんな感じです。 - –:YOKO.Tさんの過去の曲を見ていると、「Nina de Tokio」、「Yamate Street」等、曲の題材として東京が扱われている事があるなと思っているんですが、東京の街に思い入れがあるんでしょうか。
- YOKO.T:東京も山手通りも、たまたまそのときつくっていた曲に語呂とかリズムとかがうまく合う単語だったって感じです。でも、いま東京に住んでいて山手通りもよく目にするので、自分にとって身近だからその単語が出てきたんだと思います。
- –:アートワークもご自身で制作していらっしゃる?
- YOKO.T:はい。色と質感だけで構成したくて、でもデザインが苦手すぎて毎回苦労してます。
『La Vida』アートワーク
- –:アートワークを制作する際、どのようなきっかけで方向性を決めることが多いですか?
- YOKO.T:色から決めることが多いです。それぞれの曲の色を何となく決めて、それをどう構成してどんな質感にしたらいい感じになるかなって考えながらやっています。
- –:YOKO.Tさんの名義でライブは行っていますか?
- YOKO.T:ライブはしていないです。今のところ、家で曲をつくってネットで発表する形が性に合ってるかなと思っています。
- –:最後に、E.P.をリリースし、フィジカルのリリースも果たしたのですが、この後の活動の展望ややってみたい事などありましたらきかせてください。
- YOKO.T:今回E.P.を出してみて、自分でも意外だったんですけど単曲よりE.P.やアルバムをつくるほうが楽しいなって感じたんです。曲を集めて、流れとかストーリーとかを妄想しながら組み立てていくのが楽しかったんですよね。なので、次はもう少し曲数を増やした形でセカンドE.P.をつくって、その次はフルアルバムをつくるつもりです。フィジカル化もできたらいいなと思っています。
たぶんこの先も、家でマイペースに曲をつくり続けていくと思います。その過程で、また誰かが私の音楽を気に入ってくれたらうれしいですね。
インタビュー/テキスト:sabadragon
![]()
『La Vida』/ YOKO.T
2026年6/12リリース
フォーマット:カセットテープ
【Track List】
side-A:
1. La Vida
2. John novi seven
side-B:
3. Ka mona
4. Ohayo (good morning)
Bandcamp(YOKO.T)
Bancamp(Pyramid Blood)
【クレジット】
Cassette Design & Photography: Paul Duchnay
2026.7.27 12:00

">
">
">
" >

















