【INTERVIEW】YOKO.T『La Vida』

Macに入っていたGarageBandで音楽をつくり始めました。そしたらすごく楽しくて
- –:音楽制作はいつ頃からされていますか?また、音楽を制作しようと思ったきっかけは?
- YOKO.T:1人で曲をつくり始めたのは2017年ごろだったと思います。それまではずっと色んなバンドでベースを弾いていて、そのころも続けていました。バンドでは曲をつくったこともありましたが、 基本はプレイヤーという感じで数は少なかったです。
Juana Molinaを聴いたのをきっかけに、もしかして自分にも似たようなこと=音を重ねて1人で曲を完成させることができるかもしれないと思って、Macに入っていたGarageBandで音楽をつくり始めました。そしたらすごく楽しかったんですよね。
いまそのころの曲を聴くと音がぐちゃぐちゃでパッションしかないって感じなんですけど、それでも当時は曲ができたってだけでうれしかったです。 - –:1人で作りはじめた頃の音源はどちらの曲になりますか?どこかで聴くことができますか?
- YOKO.T:2017年の「Joan The Tiger」が最初です。ここから活動を始めたよってことで、そのころの曲のほとんどはSounCloudに残してあります。正直あまりおすすめはできないですけど(笑)。
- –:音楽スタイルがとても特徴的だと思って聞いているのですが、自身の音楽スタイルを一言でいうとどんな感じですか?
- YOKO.T:リズムと音色のレイヤーで曲を形づくる感じです。声もリズムや音色のひとつとして混ぜ込みたいと思ってやっています。ポリリズムや変拍子、変なシンセ音、民族楽器やおもちゃ楽器の音もよく使います。音楽スタイルが特徴的に聞こえてるとしたらうれしいです。
- –:民族楽器やおもちゃの楽器でよく使うものやご自身で気に入っているものがあれば教えてください。
- YOKO.T:鳥の形をした素焼きの笛とアフリカ土産の皮太鼓、あと内側に金具がたくさんぶら下がっているタンバリンみたいな楽器は、サンプリングしてよく使っています。太鼓系は何で叩いたりこすったりするかで音がかなり変わるので、それを試すのも楽しいです。変わった音が出そうなものを探すのも好きで、HARD OFFでよく楽器コーナーやジャンクコーナーを漁っています。
DTMを始めたときから、曲に声は入れたいけど意味は入れたくないなって何となく思っていて
- –:どのような曲、アーティストがご自身のルーツにあると思っていますか?
- YOKO.T:宅録ではJuana MolinaやRickie Lee Jones、David Crosbyなどの影響が大きいかなと思います。バンドでベースを弾いていたころは、スカ、レゲエ、ダブのほかWAR、Sun Raなどをよく聴いていました(今も大好きです)。聴くのは1960〜70年代の音楽が中心です。
- –:かなり民族音楽……特にラテンやアフリカ音楽の影響が強いと思っていますが、そのようなルーツ由来のものだったんですね。個人的には様々なカラーを感じつつもあまり1つの強いジャンルに個室しすぎず、全体としてポップミュージックという枠に着地させていると思っているのですが、YOKO.Tさんの意識としてはいかがでしょうか。
- YOKO.T:民族音楽はあまり聴いてこなかったかもしれないです。スカ、レゲエ、ダブも自分ではポピュラーミュージックやダンスミュージックだと思って聴いてました。ラテンやアフリカ音楽も、そのものよりそれを取り入れたロックとかの方をよく聴いてきたかなと思います。
あと言われてみれば確かに、どんなジャンルをやりたいとかはあまり考えたことがなかったです。さっき挙げたような人やジャンルの曲を聴いて、家で曲をつくっていたらこうなったっていう感じです。 - –:今回Bandcampでリリースされて、「歌詞」の項目を見ると「The lyrics are gibberish, crafted for the vibe.(歌詞は意味をなさない言葉の羅列で、あくまで雰囲気を重視して作られています)」となっており、この辺りはYOKO.Tさんの特徴だと思っているんですが、過去作も含めていつもこうですよね?
- YOKO.T:そうですね。DTMを始めたときから、曲に声は入れたいけど意味は入れたくないなって何となく思っていて。パッド=薄布担当みたいに、声=人肌担当っていう感じがいいなと思っていました。でも、たまに意味のある単語を使うこともあって、今回のE.P.だと「Ohayo (good morning)」がそうです。たまたま「オハヨー」という言葉が浮かんで、乗せてみたら曲にうまくはまる気がしたので。
- –:歌詞に出てくるワードはどのようにして決めることが多いですか?
- YOKO.T:鼻歌の段階で出てきた言葉を拾い集めて、リズムや響きが曲に合うかどうかとか、自分が出しやすいかどうか、息づかいがどんな感じになりそうかなどで決めていくことが多いです。
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『La Vida』/ YOKO.T
2026年6/12リリース
フォーマット:カセットテープ
【Track List】
side-A:
1. La Vida
2. John novi seven
side-B:
3. Ka mona
4. Ohayo (good morning)
Bandcamp(YOKO.T)
Bancamp(Pyramid Blood)
【クレジット】
Cassette Design & Photography: Paul Duchnay
2026.7.27 12:00

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