【REVIEW】Benny and the Jetts / TV Girl

Benny and the Jetts

Benny and the Jetts

sabadragon
Benny and the Jetts / TV Girl 無言の不緩衝地帯になっていた辺りに踏み込む。おすすめトラック:1〜4全部だ。 http://t.co/RNRfiGW7 #bandcamp_d



TV Girlサンディエゴのオールドポップの皮を被った何か。

facebook
http://www.facebook.com/tvgirlz

myspace
http://www.myspace.com/tvgirlmusic

tumblr
http://tv-girl.tumblr.com/

サンディエゴのTrung NgoとBrad Peteringのポップデュオ。
Trung Ngoは以前はDa Bearsというバンドにいたけどそちらは既に解散ずみの模様。

Da Bears
http://www.myspace.com/3211993

聴いての通りのサンプリング臭とノイズっぷりで郷愁をくすぐりつつやっている事はばきばきのchillwaveエイジという時代の申し子。
聴けば聴く程ものすごく、こんな連中を「オールドポップの皮を被った何か」って説明で完結しようと思ってた俺のばーかばーかうんこ。

俺がなんで彼らを好きなのかって理由には大好物のローファイドリポだからとかクラブ的なリズムメイキングの問題とか色々あるんだけど、一つ大きな要素としてあるのは著作権的なものだったりリリースの仕方にすごいひね方というか中指の立て方を感じてるってのがありますかね。
スタンスがね、ロックンロールなんですよ。
古い言い方すると。

以前紹介時にもリンク貼ってた「If you want it」。



これなんて完全にトッド・ラングレンのHello It’s Meがサンプリングソースっつう。

でもそれってここ何年もの間、例えばCCCDであったりマッシュアップの問題であったり、「リスナー及びミュージックラバーを無視し続ける音楽業界」に対して明確に突きつけられた中指って印象すら受けるわけでね。権利的な問題で完全にアンダーグラウンドなものになっちゃってるけどマッシュアップってものの持つ娯楽性とかって本気ででかったしあの衝撃が絶対にメインストリームに出て来れないものになっちゃったんだなあと思った時の俺の落胆ってのもでかくて。

別に著作権をないがしろにしろとか思わないし犯罪を推奨するって訳ではないけど今まで本来なら受けられてたリスナーの楽しみを彼らが少しでも取り返してると思うとそりゃ拍手の一発も出ちゃうし、そういう意味ではこういう連中がいてもいいじゃないと思ってしまうですわ。

まあ感傷ばっかり書き連ねてもしょうがないのでこの面子のどうでもいいお話を書くと、この二人は元々スケーターで、出会いはそっちらしい。
Trung Ngoのもの(と思われる)動画がyoutubeに転がってたので一応それ貼って今日は終わり。
今後も彼らの事書いたり話したりは死ぬ程やる事になると思うので。

2012.1.31 21:00

カテゴリ:REVIEW タグ:, , , ,