【NEWS】Discovery Zone ニュー・アルバム『Library Copy Do Not Remove』のCD盤が日本独自リリース

Discovery Zoneアー写

Photo by Neelam Khan Vela


JJ WeihlによるDiscovery Zoneは15日、ニュー・アルバム『Library Copy Do Not Remove』をRVNG Intl.よりリリースした。

『Library Copy Do Not Remove』は、ベルリンのZeiss-Groß Planetariumのために構想された空間音響作品を起点に、JJ Weihlが自然、意識、情報、神話をひとつの流れの中で編み上げた作品である。
2ndアルバム『Quantum Web』の制作と並行して生み出された本作は、ユニークな空間のために音楽を構築するという挑戦に対する、興奮と不安が交錯する創造的な状態をそのまま封じ込めている。

49台のスピーカーによるアンビソニックスを前提に制作された楽曲群は、ステレオのようなチャンネルベースではなく、あらゆる方向から音が立ち上がる3次元的な体験として設計された。
もともとはライブパフォーマンスのための「出来事」として構想されていたが、今回のリリースにあたって長年のプロデューサーE/Tとともに全曲が再ミックスされ、ステレオ作品として再構築されている。
その音響設計は、私たちが日常において音を知覚するあり方……すなわち、世界が常に全方向から立ち現れる感覚……を映し出すものでもある。

James Gleick、LD Deutsch、Johannes Kepler、Jorge Luis Borgesらの思考に触発された本作は、現実と知覚、情報と神話、調和と無秩序のあいだにある創造的緊張を探求する。
JJは、私たちがいかにして宇宙と、それを駆動する見えざるコードを理解しうるのかを問いかける。
その中から浮かび上がるのは、螺旋状に展開するデジタル宇宙の神話――それぞれが入れ子状に重なり合い、あらゆる存在が同時に部分であり全体でもあるという世界観である。
「上なるものは下なるもののごとし」に代わり、「入力があれば出力がある」と言い換えられるような、サイバー時代の普遍的叡智がここに響いている。

各トラックはこうしたテーマを具体的に体現する。
物理学者によるビッグバンの音響モデルはボコーダーを通じてデジタルな創世譚へと変換され、ダイヤルアップ音から宇宙が立ち上がる。
無限の図書館は鏡像と宇宙的投影によって増殖し、データの海はループ構造を形成してポストヒューマンと神性の境界を曖昧にする。
人間の意識は極限を超えて拡張され、自然音のタペストリーは電子的フィールドと融合することで、デジタルの中に新たな希望を吹き込む。
そこに開かれるのは、自然・精神・技術が交差する中間領域である。

『Library Copy Do Not Remove』/ Discovery Zoneアートワーク
『Library Copy Do Not Remove』
/ Discovery Zone
2026年5/15リリース
フォーマット:CD/デジタル配信
レーベル:PLANCHA / RVNG Intl.
カタログNo.:ARTPL-258
※日本独自CD化
※解説・歌詞・対訳付き予定
【Track List】
01. Big Bang
02. Dusk
03. Library Copy Do Not Remove
04. Habitat
05. Arp Angels
06. Castle in the Moon
07. Supernatural (Planetarium Mix)
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2026.5.17 12:00

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