【NEWS】ライブハウス支援企画『東京Alien』始動 毎月のライブイベントのほか、年末にはサーキットイベントの開催を予定
ライブハウス支援企画『東京Alien』の始動が宣言された。
この企画は新型コロナウィルス感染拡大に伴うライブハウスの営業自粛要請によって経済的苦境に陥ったライブハウスを支援し,さらに,ライブハウス文化,バンドの生演奏を楽しむ文化を守り,より発展させることを趣旨としたもので、6/25に行われたてろてろの無観客配信ライブにて発表されたもの。
7月以降、複数回の配信を含むライブイベントを開催し、12/27(日)には高円寺の複数会場を使用したサーキットイベントの開催を予定している。
連続企画には現時点で町田康がフロントを務める 汝、我が民に非ズ、てろてろ、SNEAKIN’NUTSが決定している。
また、これらの企画には都内活動中の変拍子パンクバンド「てろてろ」,パンクレーベル「SNKレコード」,辺境系インディーズレーベル「オースチンレコード」らが実行委員会を組織して,運営を行う。
実行委員会のメンバー(バンド,個人,店舗等,いずれも可)も随時募集中。
さらに企画賛同ミュージシャンによるコンピレーション・アルバムも制作。
売上をライブハウス支援に充てるという。
『東京Alien』
公式サイト
※本企画については,covid-19の状況により,日時,内容等に変更がある可能性があります。
-宣言文-
covid-19(新型コロナウイルス)への対応により、ライブハウスをはじめとした文化施設が長期間の自粛を余儀なくされておりました。
この状況に活路を見出すべく、主にライブハウスでは「無観客配信」という手段に光が当たりました。
この新しい文化の発信方法には利点も多々あり、今までに届かなかった人たちに表現を届けることが容易になった、それしか方法がないという状況が、結果的に今まで以上に間口を広げることを可能にしました。
6/19より東京都の休業要請が全面解除となりました。
しかし、「新しい生活様式」に則った縮小営業によりライブハウスは完全に復活したとは言えません。かつ、都の財政調整基金の残高は約9300億円から500億円に減少しており、十分な保証が行われる確証もありません。
無観客配信には多くの利点がありますが、それをもってしても変えられない生演奏の価値というものはあります。この状況下で、状況を見ながら少しずつでも、ライブハウスが本来の姿を取り戻すための動きを進めていかなければ、生演奏の文化は消滅してしまうと考えます。
ライブハウス文化も、バンドの生演奏を楽しむ人々も、感染を恐れる人も、誰にも罪はありません。掃除、換気、消毒は当然に行い、体調の悪い人はアーティストもお客さんもライブハウスには行かない。
その上で、演者も観客も自己の責任でライブハウスに訪れる。ライブハウスが通常営業を行う。生の音、光、熱を受けて、「生きる希望」を見出す、ライブハウスを愛す人々を守る。ライブハウス文化という「非日常のある日常」を取り戻す。そのためのプロジェクトです。
[発起人(順不同)]及川耕碩 野口ゆゐと
【賛同人(順不同)】
井手痛郎(痛郎) 町田康(汝、我が民に非ズ) 富士一藤衛門(オースチンレコード代表)
2020.6.25 23:00