【INTERVIEW】『ライブ・アット・シェルガーデン』について、CHIBOに聞く


それでポリドールの人が来て「TAKE YOU TO YOKOHAMA」をレコーディングしてみないかという話になったわけです。

-:最後にベイサイド・ストリート・バンドのメンバーの話を訊きたいです。
CHIBO:このメンバーみんな、パワーハウス・チルドレンですよ。(野木)三平や中屋(隆)は。パワーハウス解散後、さらにブルース色の濃いバンドをやりたくてパワーハウス・ブルース・バンドを結成。その後、オイル平尾と作りました。
-:最初は平尾さんと?
CHIBO:彼のベースが好きでね。気が合ってバンドをやろうと。その前に中屋ともやっていたんですけど、三平も誘って。



-:MOJOSなどその後もずっと一緒にいるチーボーさんの片腕と言ってもいい中屋さん、ギタリストとして横浜のロック・シーンで重要な人物だと思うのですけど

CHIBO:あのスライド・ギターは僕が勧めたものです。こういうのをやりたいからこれをやっておいてと、エルモア・ジェイムスなどを教えました。そうやって色がついていったと思います。
-:野木三平さんは?
CHIBO:信ちゃん(パワーハウスのドラム、野木信一)の弟じゃないですか。三平もパワーハウスの子供。ガキの頃から知っていたので、音楽の事も話しやすいからやりやすかったです。
-:1970年代後半、昔の音楽仲間の柳ジョージさんがいきなりヒットするじゃないですか。



CHIBO:そう、それでポリドールから声がかかったんです。2匹目のドジョウを考えたのかもしれないですね(笑)
-:1980年代前半、確かにそうですね。
CHIBO:(柳ジョージと同じ)横浜でそういうのないかと。それでポリドールの人が来て「TAKE YOU TO YOKOHAMA」をレコーディングしてみないかという話になったわけです。
-:あの曲、最初からあったんですか!(ポリドール1982年9月アルバム「Bayside Street」未収録だが今回発売の「ライブ・アット・シェルガーデン」に初収録された)
CHIBO:それをシングル第2弾にしようという事になり、急遽「I WISHING FOR TOMORROW」を作ってこれを第1弾シングルにしたんです。「TAKE YOU TO YOKOHAMA」もレコーディングしておいたんですけど、その前にバンドが解散して、それでお蔵入りになったんです。
-:短い活動期間でしたね。
CHIBO:何だろうなあ。自分って早いんですよ、始めるとか止めるとか決定するのが(笑)

2020年6/4 本牧ブギーカフェで。聞き手・まとめ:金野篤(diskunion/DIW)





『ライブ・アット・シェルガーデン』
/ CHIBO & THE BAYSIDE STREET BAND
2020年5/13リリース
フォーマット:CD
レーベル:SUPER FUJI DISCS
カタログNo.:FJSP392
価格:¥2,400(税抜)
【Track List】
01. ほっといてくれ HOTTOITE KURE
02. マイ・ガール MY GIRL
03. トンネルぬければ TUNNEL NUKEREBA
04. ロンリー・レイニーデイ・ブルース LONELY RAINY DAYS BLUES
05. あいつはプティ・ブル PETITE BOUR
06. ザッツ・オールライト THAT’S ALL RIGHT, MAMA
07. スタンド・バイ・ミー STAND BY ME
08. ドキ・ドキ・トゥナイト DOKI DOKI TONIGHT
09. ヘイ・ヘイ・ヘイ HEY HEY HEY
10. ブルー・スエード・シューズ BLUE SUEDE SHOES
11. スロー・ダウン SLOW DOWN
12. リトル・ガール LITTLE GIRL
13. ボニー・マロニー BONY MORONIE
14. ブリング・イット・オン・ホーム・トゥ・ミー BRING IT ON HOME TO ME 〜 ユー・センド・ミー YOU SEND ME
15. テイク・ユー・トゥ・ヨコハマ TAKE YOU TO YOKOHAMA

演奏:CHIBO & THE BAYSIDE STREET BAND
ボーカル:CHIBO
ベース:オイル平尾
ギター:中屋隆
ギター:TARO
ドラム:野木三平
キードード:ミッキーJr.
1983年5/26(横浜 新山下)バンド・ホテル シェル・ガーデン


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2020.6.22 12:00

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