【INTERVIEW】FAVO pilgrim
有名なプレイリストにピックアップされれば爆発的に拡散、再生されていく傾向にあると思うのでそこを狙ってみたいなという意識はありました
- –:FAVO pilgrimは以前ライブを拝見した時には6人で活動されていたと記憶していますが、このメンバーが正式なフルメンバーということですか?
- FAVO pilgrim:正式なメンバーはVo.SHUN、Gt.hiroyuki、Ba.takahiro、Dr.shogo、Key.hisayoshiの5人です。
ここにサポートで Cho.CFE の形が多いです。僕たちは事務所に属していないので、正式なメンバーとは別にミュージシャンに限らず映像や絵など、様々な才能を持った方と一緒に作品づくりが出来ればいいなと常に考えています。 - –:そういえばアートワークも榎本マリコさんですよね。
- FAVO pilgrim:はい。前作に引き続き今作も榎本さんに制作してもらっています。 実は今回の3部作EPのジャケットは大きな絵を分割していて、つなぎ合わせると1枚の絵になる仕組みなんです。正確には3枚つなげても足りない所があるんですが、完全な1枚絵はアルバムをリリースするタイミングで発表できればと考えています。1枚の絵は圧倒的にエネルギッシュなんですが、それを分割して見てもストーリーを感じられるような作品に出来ませんか?というムチャ振りを榎本さんにお願いして作ってもらった作品で、今回も感動的なアートワークに仕上げてもらいました。榎本さんにはバンド結成当初からアートワークを制作してもらっていて、そのズバ抜けたクオリティーと世界観にはいつも脱帽です。もちろんメンバー全員が榎本さんのファンでもあり、歌手YUKIのアートワークを始め、数々の実績をお持ちの榎本さんにアートワークを担当してもらえることは僕達にとって本当に光栄です。これからも是非一緒に作品を作っていけたらと思っています 。
- –:今回3ヶ月連続でE.P.をリリースするという企画ですが、これはどのような経緯から始まったんですか?
- FAVO pilgrim:完全にノリですね!最初メンバー内で「こういう事が出来たら面白いよね」ってアイディアがあって、「それいいね!じゃあ早速やってみる?」みたいな感じで始まりました。
- –:じゃあ最初の段階ではあまりがっつりした3作の構想みたいなものはなかった?
- FAVO pilgrim:「3作を3ヶ月連続でリリースする」というテーマだけで、それぞれのE.P.の方向性や収録する曲数なんかは動き出してから決めていった感じですね。自分達で言うのもおかしいですが、僕達はかなりフットワークが軽いバンドだと思うのでチャレンジしたいことや、アイディアも自由に出しあっています。
- –:前作『DESTINATION』では前編英語詞でしたが、今作第1弾の『Bluff』では日本語詞が中心となっていますがこの辺りは意図的に?
- FAVO pilgrim:そうですね、『DESTINATION』は元々海外のリスナーに向けて制作した作品でもありました。今の時代は簡単に自分達の音楽を世界に発信できるなか、日本ではそれほど知名度はないけど海外では凄く人気がある日本のアーティストがいたりするので、自分達もそこを狙ってみたいなというのが根底にありました。でも実際に『DESTINATION』をリリースしてみて、AWAのプレイリストに乗せてもらったり、オーディションで大きな賞をもらったり、割りと早い段階で反響があったので、次回作はさらに日本のリスナーにも聞いてもらえるような作品にしたいなと思ったのが大きな理由です。
- –:海外リスナー向けに制作したっていうのが興味深いですね。その段階で想定していた海外リスナー像みたいなものがあれば聞かせてください。
- FAVO pilgrim:ピンポイントでターゲットを絞っていたわけではなく、今はYoutubeやサブスクで様々なプレイリストがありますよね。有名なプレイリストにピックアップされれば爆発的に拡散、再生されていく傾向にあると思うのでそこを狙ってみたいなという意識はありました。海外では複数の有名なプレイリスト主へ一斉にDMしてくれる有料サイトなんかもあるので、そういうサービスも利用しながら不特定多数の海外リスナーへアピールできれば面白いんじゃないかと思っていました。
- –:pixivFANBOXでファン向けにラフ音源を公開していますが、これはラフ音源ができるたびに公開していますか?
- FAVO pilgrim:はい。今のところ3部作E.P.に関してはやろうと思っています。ラフ音源を公開するアーティストってあんまりいないじゃないですか?なので面白いかなと。pixivはファン向けのサイトで、無料コンテンツも有りますけどほとんど有料制です。月額300円~500円とかでファンに楽しんでもらえる事がたくさんできればいいなと思っています。
- –:作曲はtakahiroさんがやっていると聞いていますが、作詞はどなたが担当していますか?また、楽曲の制作手順ですが、どのような形で進む事が多いですか?
- FAVO pilgrim:現状、作曲はSHUNとtakahiroによる共作で進めています。takahiroがトラックを一通り作る→SHUNがメロディと歌詞をつける→hiroyukiがギターレコーディングを行う。が主な形です。
- –:先日うかがった話だとネットでのやりとりで楽曲の制作が進むことが多いとの事でしたが、集まってスタジオに入ったりする事はありますか?
また、あるとしたらどの段階で、どの程度の頻度で入ったりしますか? - FAVO pilgrim:そうですね。takahiro→SHUN間ではネットでのやり取りです。hiroyukiによるギターはtakahiroの作業場でレコーディングを行っています。
スタジオは制作の段階では入らず、楽曲が完成した後ライブに向けた練習のために入る感じです。
- –:今回の3ヶ月連続リリースではどのようなペースで楽曲の制作をしていますか?これまでの楽曲制作と比べて変化はありますか?
- FAVO pilgrim:制作の変化というのは特に感じていません。僕たちは作業を分担しながら制作を進めることが出来るし、リリースまでのすべての制作過程を自分達で完結させることが出来るので、リリースに向かってスケジュールを組んで突き進んでいく感じです。誰かが止まっても誰かは動いてくれていますし、そういう意味では、それぞれがいつも自分のやるべきことに打ち込んで作業しています。
- –:楽曲を制作する上でFAVO pilgrimの音としてどんな部分を意識していますか?
- FAVO pilgrim:少しづつバンドとしてまとまってきているので、今後は同期等の導入も検討していますが、現状はできる限りバンドで再現できる音を意識してはいます。もちろん例外もありますが、常にうっすらとは意識しています。
- –:『Bluff』収録曲の「Contrast」ではfeat.にCFEさんを迎えていますが、今回feat.を迎えてみていかがでした?
- FAVO pilgrim:元々この楽曲はfeat.を考えていなかったんですが、1コーラスが出来上がったあと、例えば次に女性ボーカルが入ってきたら面白いなという漠然としたアイディアがありました。生々しいグルーヴが特徴的な曲なので、ボーカルのSHUNと旧知の中で信頼のあるCFEに声をかけました。CFEにはライブでよくサポートコーラスとしても参加してもらっています。女性ボーカルが加わったことで楽曲的にもE.P.全体としても丸みというか温かさがプラスされたんじゃないかなと思います。
>次ページ「今は作品をどんどん作りたい時期なのかもしれません」へ
『Bluff』/ FAVO pilgrim
2019年3/31リリース
フォーマット:デジタル配信
【Track List】
01. Warp
02. Tepid
03. Embed
04. Contrast (feat. CFE)
05. Awkward
iTunes/Apple Music
Spotify
その他配信サイト
1 2
2019.4.25 19:00
カテゴリ:INTERVIEW, PU3_ タグ:caro kissa, favo pilgrim, JAPAN, neo soul, takahiro
関連記事
-
【NEWS】アツムワンダフル 一服trackシリーズの最新作「Amazing INN」配信開始 ギターリフで寝落ちするチル・ミュージック
-
【NEWS】R&Bシンガーaimi & 台湾のアーティストLIU KOI コラボ・シングル「love me back to life」12/13に配信開始 & Pre-save/Pre-addスタート
-
【NEWS】イベント情報:12/21(土)開催の『ササクレフェス2024 -NEO JAPONICA Edition-』タイムテーブルを公開
-
【NEWS】シンガー Takuとビートメイカー/プロデューサー Rikuto Nagiraによるプロジェクトshosha シングル「Euphoria」配信開始