【NEWS】夜夏 & cellulose 「シネマティック・ポップ」をテーマにしたソングガイドZINE『Lostscape Notes』刊行

『Lostscape Notes -Cinematic Pop Song Guide 200-』表1

ソングライターの夜夏とDJのcelluloseによる、「シネマティック・ポップ」をテーマにしたZINE『Lostscape Notes -Cinematic Pop Song Guide 200-』が5/4に刊行される。

本誌のテーマである「シネマティック・ポップ」は、既存のジャンル区分や美学ラベルとは異なり、アンビエント、フォーク、ポストロック、エレクトロニカ、スロウコア、J-POP……といったカテゴリの境界をまたぎながら、映像的な想像力や風景を立ち上げる音像、日常と非日常のあわいに宿る感触などを共通項として持つ“歌”をとらえようとするもの。
本誌は著者のひとりで「シネマティック・ポップ」の提唱者である夜夏が、これまでの言葉では十分に語られてこなかった視点について、自らの言葉で記述する試みであると共に、その個人的な風景を広く共有可能なものとして開いていく試みである。

夜夏とcelluloseの編集するプレイリスト「Narratage Passage」をきっかけに生まれたこのZINEには、多彩な執筆陣が参加した200曲に及ぶソングガイドを中心に、アーティストへのインタビュー、ミュージシャン・ライター・DJによるエッセイや論考、コラムを収録した。

『Lostscape Notes -Cinematic Pop Song Guide 200-』4章『Lostscape Notes -Cinematic Pop Song Guide 200-』本文

本誌では映像的・物語的な感性を自身の作品世界に宿すアーティストの言葉を様々な角度で取り上げる。
2025年にリリースした1stアルバム『一夏熱想』で各方面からの注目を浴びるシンガー・ソングライター 光季と、同人音楽シーンで活躍し現在は劇伴や楽曲提供も幅広く手がける音楽家 kidlitにインタビューを敢行。
また、SSWの遠野朝海とゆうさりはそれぞれ自らの制作に基づくエッセイ、DJ/声優楽曲ディガーのカルトは個々人の実践として「アニメをやる」ことについてのコラムを寄稿している。

各地の給水塔を訪ね歩くトラックメイカー会社員 犬埋てつをは、風景論や郊外論を参照しながら、三浦透子の楽曲「私は貴方」の読解を通じて「シネマティック・ポップ」を聴くことと郊外の風景に見出すものについて論じる。
そして、本誌の編集協力も務めるライターのimdkmは「シネマティック・ポップ」的な感性の「時代錯誤」性がもつポテンシャルについてコラムを寄せている。

表紙写真はikeda.mが担当し、デザインは箱が手がけた。

『Lostscape Notes』というタイトルには、書き留めなければ失われたままであったかもしれない音楽風景への眼差しと、自らの言葉による語りを取り戻す過程で迷うこと、そのただなかにあることへの祝福が込められている。

本誌は5/4(月・祝)に東京ビッグサイト 南1-4ホールにて開催される「文学フリマ東京42」から頒布され、オンライン販売も予定されている。
感染症に関する表記(東京ビッグサイト)

『Lostscape Notes -Cinematic Pop Song Guide 200-』
2026年5/4刊行
フォーマット:書籍
価格:¥1,500(会場販売価格)
インタビュー:kidlit/光季
エッセイ・コラム:遠野朝海/ゆうさり/imdkm/カルト
論考:犬埋てつを
ソングガイド:夜夏/cellulose/imdkm/灰街令/李氏/カルト/ゆうさり/Telematic Visions
掲載アーティスト(一部):
新居昭乃 / 岡崎律子 / 森山直太朗 / ACO / 三浦透子 / odol / 別野加奈 / matryoshka / Maison book girl / aus / 柴田聡子 / Quadeca / yuma yamaguchi / 三浦大知 / 菅野よう子 / コトリンゴ / coconoe / world’s end girlfriend / MON/KU / 坂本美雨 / 阿部芙蓉美 / m/lue. / LOLOET / 梅井美咲 / 高井息吹 / butasaku / 井手健介と母船 / YankaNoi / 空気公団 / Predawn / 鎌野愛々 / fifi léger / 転校生 / きのこ帝国 / sleepy.ab / Daughter / ROTH BART BARON / 太田ひな / 日食なつこ / 瑛人 / 折坂悠太 / 二階堂和美 / 団地ノ宮 / Tiroru / サ柄直生・uami / cacophony / Lucy Liyou / Disiniblud / Hania Rani / 圭菜代 / 上田麗奈 / 山崎エリイ / 高城みよ / Rionos / bermei.inazawa / genθ / Mili / 岡部啓一 / Kevin Penkin / 山野裕子 / Chappie / 斉藤由貴 / オフコース / 大貫妙子 / Sigur Rós / BUMP OF CHICKEN / and more..
写真:pokarim/quoposk/il/箱/夜夏
表紙写真:ikeda.m
デザイン:箱
企画・編集:夜夏/cellulose
編集協力:imdkm
【目次】
イントロダクション:シネマティック・ポップという「眺め」——迷うこと / 風景を取り戻すこと(夜夏)
Scene 1: Sound as Vision / 音の中の光景
インタビュー:光季
Scene 2: Flashback, Echoes of Reminiscence / 記憶の岸辺にて
エッセイ:→(片道切符の波の形)(ゆうさり)
Scene 3: Landscape as a Message / 風景が語りはじめるとき
エッセイ:鳥讃歌(遠野朝海)
Scene 4: Songs of Peripheral Days / 名前のない日々を生きる
論考:郊外の風景を見ること / シネマティック・ポップを見出すこと(犬埋てつを)
Scene 5: Voice-over, Voice Gravity / 声の引力
Scene 6: Dream Sequence, Melting Boundaries / まどろみの地図
インタビュー:kidlit
Scene 7: Beyond the Frame / スクリーンの向こうで
コラム:DJで「アニメをやる」(カルト)
Scene 8: Proto-Cinematic Pop / 静かな源流
コラム:プロト・シネマティック・ポップ——シネマティック・ポップのアナクロニズムを拡張する(imdkm)
おわりに
索引
寄稿者一覧
『Lostscape Notes -Cinematic Pop Song Guide 200-』目次


2026.4.20 20:00

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