【NEWS】シンガー・ソングライター Tiroru E.P.『汽笛の海』をKAOMOZIより配信開始 時間、空間、自然や他者を内包するためのノイズが立ち上る作品

宅録を中心に音楽制作するシンガー・ソングライター Tiroruは7日、E.P.『汽笛の海』をKAOMOZIより配信開始。

2020年から主にSoundCloud上でボーカロイドを用いた音楽活動を開始したTiroru。
2023年からは自身の歌唱による楽曲制作スタイルにシフトし、それに伴い同年、ライブ活動をスタートしている。

今作は2023年の夏以降の個人的な精神の不調を癒すための、箱庭療法的に作られた歌の集合、またはそれによって作られた物語をテーマにした作品集。
音世界には音楽を作り始めてから一貫したテーマと語る流動する“季節”の美しさやそのための時間、空間、自然や他者を内包するためのノイズがTiroruなりの美学として立ち上がる。

アートワークはトラックメイカー/写真家の永瀬が手掛ける写真と KAOMOZIオーナーの駒澤零のイラストのコラボレーション。
ECMの現代ジャズを彷彿とさせるパッケージデザインは、静謐で二元的な世界観を表現している。

配信はBandcampのほか、Apple Music、Spotify等の各種サービスにて行われている。


『汽笛の海』
/ Tiroru
2024年2/7リリース
フォーマット:デジタル配信
レーベル:KAOMOZI
カタログNo.:KAMZ-17
【Track List】
1. 煙
2. 水
3. 点滴の庭
4. 旅行
Bandcamp
マルチリンク






【Tiroruコメント】
「箱庭」は非常に不思議なものであると思います。

わたしたちにとって無意識の空想であり、究極的に実存を表す世界の中で、わたしは世界の住人であるわたしを視る存在にもなることができます。それは箱庭の外側にいるという感覚を持ったまま、箱庭の中で生かされているわたし自身を見ている、という強烈な違和感です。

わたしが望むのはわたしを空想に閉じ込める箱庭からの脱出ではなく、そうした違和感からの逃避です。そのためにわたしは、箱庭の外側で生きながら、内側も旅する必要がある。この作品集は「旅」そのものであり、思索や決意の表明でもあるのです。

『汽笛の海』はわたしがわたしだけの季節や時間、海、都市、動物、食事、眠りを抱えながら生存するための、希望の作品集です。

2024.2.7 12:00

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