【NEWS】帰国子女 初のE.P.『惑わす電波塔』をレーベル KAOMOZIより配信開始

トラックメイカー 帰国子女は25日、E.P.『惑わす電波塔』をレーベル KAOMOZIより配信開始した。

次世代の高校生トラックメイカー 帰国子女。

帰国子女




跳ねるようなシンセシス、キャッチーでコンパクトなメロディと目まぐるしい構成はそれこそ愛聴しているという長谷川白紙、諭吉佳作/men、PAS TASTAなどのインターネット・サウンドを感じさせるが、ウィスパーがかったボーカルと骨太のミックスアレンジは目まぐるしいスピードで我々をポップネスの海へと誘惑する。

今回のE.P.には収録されていないが、SoundCloudにはキュートなラップやビートメイク的な楽曲を多く投稿しており、トラックメイクの器用さが伺える。
というのも元々中学生からヒップホップ。リスナーであり、トラップ・メタルやハイパーメタルを愛聴していたところに、yanagamiyukiをきっかけにMaltine Records周辺や崎山蒼志などに興味を持ち、現在はLouis ColeやSam Gendelなど現代ジャズのテクニシャン達に熱中しているよう。
作曲は中学でGarageBandではじめ、ラップバトルにハマったことをきっかけにビートを作り始めたそう。

サウンドが素晴らしいのは勿論、特筆すべきは詞だと感じていて、本人は感覚で制作していると語る言葉選びのフレーズは、それこそPAS TASTAやマルチネ周辺が開拓してきた「J-POP的な物語や諸要素を排除し、言葉の音感覚から生成される」という感覚を綺麗に引きずっており、ただ長谷川白紙やKabanaguによってもたらされた現代詩的な言語感覚が、次の世代に原典なしで継承されることでまた独自の世界観を生み出しているのが興味深い。

帰国子女は9/6(水)開催のバーチャル・フェス「KAOMOZI FES 2023」にも出演が決定している。

アートワークはレーベル KAOMOZIオーナーの駒澤零が担当。鉛筆タッチで描かれたしなやかなキャラクターとシンプルな構成で、E.P.の持つ色合いを表現している。

配信はBandcampのほか、Apple Music、Spotify等の各種サービスで行われている。




『惑わす電波塔』
/ 帰国子女
2023年8/25リリース
フォーマット:デジタル配信
レーベル:KAOMOZI
【Track List】
1.かたちになるまで
2.王笏
3.槍しらべ
4.ぬれて
5.拇指球
Bandcamp
マルチリンク






『KAOMOZI FES 2023』
2023年9/6(水)オンラインイベント
DJ:H B / KAT / おーるOK!さん / 衿 / 駒澤零
LIVE:lovely software / ∩O∪O / nemuigirl / satoruohno / うえだなおふみ (guest: okudakun) / ねこみかん / 川卜紗 / 帰国子女 / 鮭とばSKTB / 佐々木虚像 / 零進法_band / 理科 棚 / 山下憶良
Start 18:30(end 24:00)
料金:無料
YouTube視聴リンク
VRChat: (Friend+) ren_ren0824

2023.8.25 12:00

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