【NEWS】am8 リミックス・シリーズ『am8 killed by』第5弾としてmad FPUによる「Florian」のダブ・バージョンをリリース
東京発の音楽ユニットam8は28日、シングル『am8 killed by mad FPU twice』をリリースした。
本作は『am8 killed by(キルバイ)シリーズ』と名付けられたリミックス・シリーズの第5弾。
昨年末アルバム「iDoM」をリリースしたam8が、アルバム収録曲を各方面のサウンドクリエイターに大胆なリミックスをチャレンジしてもらうという企画であり、クリエイティブの「スクラップ&ビルド=破壊と再構築」をコンセプトに、彼らが体現してきたサウンドコンセプトを一度「殺し」、外部からの印象で自由にリミックスしてもらう事で、オリジナルとは異質な音楽世界に誘う、というもの。
今回はいままでのリミックスとは異なるアプローチをとっており、リミキサー mad FPUによる、ジャマイカで生まれたダブの手法を活かして、オリジナルトラックを構成していた数々のサウンドパーツを、まさに「破壊と再構築」して、また新たなコンテンツを産んでいくという方法のリミックスとなっている。
一見am8の音楽性からはかけ離れているようにも見える、このダブの手法だが、実はメンバーの音楽性にはダブ・ミュージックというものが大きな影響を与えている。
90年代~00年代に一世を風靡したMASSIVE ATTACK、POTISHEADはもちろんのこと、80年代のテクノシーンにもダブ・バージョンが存在した。ダンスミュージック、プロデューサーミュージックの実験的手法=ダブに興味を持つ、当時から高いアンテナを持っていたアーティストたちにも(am8は)たくさんの影響を受けてきた。
このダブという方法論のオマージュとして、今回このam8 killed by(キルバイ)シリーズ、というプロジェクトのいちコンテンツとして、リミックスの進化系というスタンスで表現された。
【リミキサー mad FPUコメント】
「iDoM」というアルバム完成した時から、今回のようなDUB VERSIONの構想はありまして、さてどの曲がマッチするかな、と思った時に、比較的、制作上先に完成をむかえていたのと、トラックを構成する数々のパートそれぞれが、いろんな音色で構成され、とても独特な質感を持っているパーツでできている楽曲だったのでこの「Florian ft.HANA+Kaori Takeda」をダブワイズすることに決めました。
本来はミキシングコンソールに各パートを立ち上げて、いわゆる演奏のようにDUB処理を施すのが本来の作り方なのですが、トラック数もかなりの量があるので、ベーシックとなるサウンドストーリーは実際にコンソールを使ってダブパフォーマンスを何バージョンか作成し、それを元により緻密にデータを組み上げていくという、いわば“ハイブリット”な作成方法を選びました。本音を言うと、直感でつまみを触ってつくる方が雑味があってワクワクするのですが、作品性を高めるために両方の利点を掛け合わせて、このように完成させてみました。
冒頭の部分は、ぼくも音楽を聴き始めた頃、愛用していたカセットテープを使って感じていたフィーリングにインスパイアを受けて作りましたので、イメージして聴いていただけると幸いです。
『am8 killed by mad FPU twice』
/ am8
2021年7/28リリース
フォーマット:デジタル配信
レーベル:Alfa Beta Records
【Track List】
1. Florian meets DUBWISE
2. Florian ft. HANA+Kaori Takeda
配信URL一覧
2021.7.28 17:00
カテゴリ:NEWS タグ:am8, dub, JAPAN, mad fpu, remix, 武田カオリ
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