【INTERVIEW】Fugenn & The White Elephants『Re:Earth』

2019年12月リリースの『Layer Of Soul』より2年4ヶ月、Fugenn & Toosonとしての5枚のアルバムを挟み、生きる力強さを与えてくれるような珠玉のFugenn & The White Elephants待望の新作8thアルバム『Re:Earth』が完成!!早速本人に話をうかがってきました。

『Re:Earth』を作っていた頃はよく散歩をしていたので、自然がキーワードになっていると思います

–:リリースおめでとうございます!『Re:Earth』はこれまでのFugennさんの作品のあらゆる要素を1つのパッケージにまとつつもまた新たに先を見据えているようなアルバムに感じました。
まずはFugennさんの作曲を含む創作への発想の源的なところを教えて下さい。
Fugenn & The White Elephants(以下、Fugenn):ありがとうございます。その都度変わりますが、『Re:Earth』を作っていた頃はよく散歩をしていたので、自然がキーワードになっていると思います。
–:本作『Re:Earth』で聴いて頂きたいポイントを教えて下さい。また全体でも個別でも何かコンセプト的なポイントはありますか?
Fugenn:疾走感を感じさせるビートとウワモノを、より劇的に、かつ精密さを意識して作ったので、そこを聴いて頂きたいですね。

PROGRESSIVE FOrM · Fugenn & The White Elephants "Re:Earth" PFCD107

–:アルバムタイトルの『Re:Earth』はとても興味深いワードのように感じます。このタイトルにした意図や思いといったところを教えて下さい。
Fugenn:自然の中で過ごしているとき、ふと思い浮かびました。深い意味は特にありません。

質感の心地よさと、展開部分は、常にこだわって制作をしております。

–:では幾つかの収録曲についてお聞かせ下さい。オープニングを飾る「Md」は緊張感や女性ボーカルの妖婉さを感じつつも、曲のグルーヴ感に圧倒されるテイストです。聴き所などご紹介をお願い致します。
Fugenn:勢いのあるイントロから、ビートにからんでいくヴォーカルと、展開を是非お聴きください。



–:M2「Climate」M3「West Sun」はこれまでのFugennさんの4フロアー曲よりもより突っ込んだEDMにも繋がりそうなダンストラックになっています。どのようなアプローチや発想の元に制作されていったのでしょうか?
Fugenn:今まで挑戦したことのないジャンルだったので、そこを自分流に料理したらどうなるか確かめたかったのが大きいです。



–:M4「The Will Of The Stars」はNgatari(ガタリ)のボーカリストとしても活動されていたJessicaさんのボーカルに招かれている秀逸曲ですね。トラック制作やJessicaさんのボーカルを組み入れて完成までもっていった流れなど、ご紹介をお願い致します。
Fugenn:トラックを制作して、Jessicaさんのボーカルを乗せて、構成を作りました。結果良かったと思います。



–:アルバムのエンディングを彩る「A Whiter Shade Of Pale」はソロではBLACKUR0として活動し大阪を拠点にするユニットiLUのボーカリストでもあるKUROさんをフィーチャーし、ポップ史に残る往年の名曲を素敵にカバーされています。聴き所などご紹介をお願い致します。
Fugenn:KUROさんの歌だと思います。



–:楽曲制作に対するアプローチや、楽曲制作で常に意識していることは何ですか?
Fugenn:質感の心地よさと、展開部分は、常にこだわって制作をしております。




Toosonとのリリースや、個人でのブレイクコアなど、リリースがあるので楽しみにしていただきたいです

–:これまでに影響を受けたアーティスト、また最近のお気に入りのアーティストや作品を教えて下さい。
Fugenn:Squarepusher、DJ KRUSH、David Sylvian 最近はWiz Khalifaを聞いています。
–:Fugennさんの昨今また今後のリリース、その他今後の活動など分かる範囲で教えて頂けると嬉しいです。
Fugenn:Toosonとのリリースや、個人でのブレイクコアなど、リリースがあるので楽しみにしていただきたいです。
–:2020年から続くコロナの状況もあり、音楽の世界も様々に影響があるものと察します。Fugennさんとしては、リリースとしてのフィジカルや配信、また昨今ではライブも配信という形態が増えてきましたが、今後どのようになっていきそうといった点で感じることを教えて下さい。
Fugenn:今後は、ライブやフェスで魅せるアーティストが強いと思います。楽曲のセールスはサブスクが主流となるので、自分達の場合、海外まで市場を広げる事ができなければ、楽曲での収入を安定的に確保するのは厳しいと感じるので、そこを強化し、広げていくのが急務ですので、まずはそこに勤めていきます。


『Re:Earth』
/ Fugenn & The White Elephants
2022年3/9リリース
フォーマット:CD
レーベル:PROGRESSIVE FOrM
カタログNo.:PFCD107
【Track List】
01. Md
02. Climate
03. West Sun
04. The Will Of The Stars feat. Jessica
05. Mid
06. East Side
07. Ku-Shi
08. After Range
09. Samantabhadra
10. A Whiter Shade Of Pale feat. KURO
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【クレジット】

All Tracks Written, Performed, Arranged & Produced by Shuji Saito
2018-2021 Japan

Except
M5 Lyrics & Written by Shuji Saito & Jessica
Vocal by Jessica
M10 Lyrics & Written by Gary Brooker, Keith Reid & Matthew Fisher
Vocal by KURO

Mastered by Shuji Saito
Artwork & Layout by nik

And Special Thanks to: ALL


PROGRESSIVE FOrM · Fugenn & The White Elephants "Md" from "Re:Earth" PFCD107

2022.5.1 21:00

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