【REVIEW】 pop.u.la.tion TWO / The Breetles
sabadragon
TWO / The Breetles ビートルズくさい1トラック目を聴いてからアーティスト名見たら「The Breetles」。21曲入りで$1。 http://t.co/iewkwWT5X9 #bandcamp_d
ニュージャージーのChris Breetveld。
official
The Breetles。
その名前を見て大体の人がにやっとしただろうし、当然俺もにやっとした。
音源を聴いてみてもにやっとする。
このアルバム、pop.u.la.tion「TWO」と銘打たれているように「ONE」も存在する。
一番最初に再生した曲が「Tell Me What You Are 」であった為に単なるThe Beetles的なバンドと勘違いをしていたが、通して聴いてみるとBeetles以外にもBeach BoysやThe Byrds・Bigstar・Todd RundgrenやXTC等といったpower popである事が理解できる。
また、ToddやXTCの名前が出てくることからもご理解いただけると思うが俺の大好物である捻れpopでもある。
そのようなバンドをこれだけの期間に渡って続けてきている事には純粋に感動を覚える。
アートワークに記載されているようにThe Breetlesのベスト盤としてリリースされているこれらのアルバムはONE・TWOあわせて41曲。
しかも合計2$という逸品。
当初ベスト盤と気づかずに聴いた時に全体的に統一性がないなと思ったが、それもそのはずでこの2枚のベスト盤に収められている楽曲は彼らの1986年から2014年までのおよそ四半世紀に及ぶキャリアの集大成なのである。
これだけの長期間活動しているので当然それなりの知名度もあると思うんだが日本語で彼について語っているテキストは少なくともネット上にはほとんど見つからなかった。
まあ俺が知らないだけかもしれないけど。
元々Chris Breetveldを中心にThe Beetlesフリークのメンツが集まって作ったようだが、オリジナルアルバムを出すたびにメンバーが入れ替わっていたりするため事実上Chris Breetveldの一人ユニットになっている。
また、バンド名のThe Breetlesは「Breetveld」にかかってる模様。
そして先ほどベスト盤はなんとなく統一感がないというような事を書いたが、bandcampにアップされているオリジナルアルバムの単位で聴いてみるとその統一感の部分ががっちりと噛み合い、捻くれサウンドがチープさで化粧された極上のpower popアルバムが現れる。
ここでベスト盤のリンク貼っておいてこういう事いうのもあれだが是非オリジナルアルバムを聴いてみるのをお勧めする。
また、彼らのライブ動画がないかなと探してみたら、R. Stevie Mooreとのライブ映像が見つかった。
これ見てると彼のアメリカでの立ち居地を感じる。
2014.3.18 21:24
カテゴリ:REVIEW タグ:alternative, pop, power pop, the breetles, USA