【NEWS】kiss the gambler 新曲「シクラメン」配信開始 傷ついた子どもたちの未来を願う祈りの歌

kiss the gamblerアー写

kiss the gamblerによる新曲「シクラメン」が24日に配信を開始した。

今作は日々の暮らしの中でふと感じる孤独や何もできなかった無力さと、それでも誰かの幸せを願わずにはいられない気持ちを描いた楽曲。
近年、日本では子どもが家庭や社会の中で深く傷つけられる痛ましい出来事が後を絶たない。
この楽曲は、そうした現実を前に「救いたいのに救えない」というやるせなさを抱えながらも、「どうか生き延びてほしい」と願うひとりの人間の祈りを歌っている。

「こどもの涙拭けないけど/はたちまで耐えて生きてよ」

楽曲の最後に置かれたこの言葉には、もし20歳まで生き抜くことができたなら、自分自身の力で安心できる居場所や人生を手に入れられるかもしれない……そんな切実な願いが込められている。

近所付き合いが希薄になり、人と人とのつながりが失われつつある時代。
それでも、コンビニで交わされる何気ない会話や、子どもが助けを求められる場所、誰かが誰かを気にかける小さな関係は残っていてほしい。
「シクラメン」は、そんなささやかなつながりへの希望を託した1曲となっている。

「シクラメン」/ kiss the gamblerアートワーク
「シクラメン」/ kiss the gambler
2026年6/24リリース
フォーマット:デジタル配信
レーベル:Hooman Records
マルチリンク




【コメント】
ある日、実家に戻ってピアノでも弾こうかと思っていた時のこと。家の外から、子どもの大きな泣き声が聞こえてきました。どうしたのだろうと思い、ベランダから外を見ると、泣いている子どもの父親が、まるで大人に話しかけるような言葉で、まだ未就学児の子どもを延々と叱っていました。

子どもは、なぜ怒られているのかもよくわかっていない様子で、ただひたすら泣きながら「ごめんなさい、ごめんなさい」と言い続けています。父親は、何について謝っているのかを子ども自身の言葉で言わせたかったのか、問い詰めるように質問を続けていました。

その様子を見て、母がぽつりとこう言いました。

「あの親子、ちょうど真向かいのマンションに住んでいてね。よくこういうことがあるんだよ。近所の人が通報したこともあるらしいんだけど、変わらなくて、いつも長い時間あんな感じで……かわいそうなんだ。」

私はたまに実家へ行くだけなので、その子どもと親御さんの関係をうまく推し量ることができず、結局何もできないまま、ピアノの椅子へ戻ることしかできませんでした。

目の前で起きている、他の家の親子のことに対して、「それはおかしいのではないか」と声を上げる勇気は、私にも母にもなく、ただ見守ることしかできなかったのです。それでも、あの子どもがいつか自分の力で生きていける日が来ますように。自分自身の居場所を手に入れられますように。そんな祈りにも似た気持ちを込めて、この曲を作りました。

最近、日本では小学生の子どもが父親に殺害されるという、非常に痛ましい事件もありました。あの子も、生きている間にたくさんのつらい思いをしてきたのだと思います。もしあのような残酷な出来事に遭うことなく、20歳までなんとか生き延びることができていたら、自分の力で自分のシェルターを手に入れることができたかもしれません。

私の住む東京には、「住民同士で挨拶をしてはいけない」というルールのあるマンションさえ存在するほど、近所の人々とのつながりが年々希薄になっています。それでも、たとえばコンビニの店員さんが毎日新聞を買いに来るおじいさんと言葉を交わしたり、子どもが自ら助けを求められるような場所が、ほんの少しでも増えていったらいいなと思っています。

– kiss the gambler

2026.6.24 12:00

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