【NEWS】岡﨑乾二郎ファン有志によるファンジン『ZINEおかけん』5/21(日)の文学フリマより頒布 温泉マーク、南森町三郎、imdkm、夜夏らが参加
造形作家/批評家の岡﨑乾二郎ファン有志によるファンジン『ZINEおかけん』が5/21(日)の「文学フリマ東京31」より販売を開始する。
VTuberの温泉マークをはじめ、南森町三郎、ソングライターの夜夏が編集を務め、執筆陣にimdkm、オカダ、江永泉、温泉マーク、コイズミアヤ、南森町三郎、ハハハ、夜夏を迎えて制作された本作は、岡﨑の活動にインスパイアされ、自分なりの問題意識と方法で導き出した実践を記録したユニークなZINEとなっている。
音楽、詩作、読書会、ワークショップ、エッセイ、そしてオリジナルの眼鏡まで、各々異なるバックグラウンドを持つ執筆者が集い、一筋縄ではいかないバラエティに富んだ実践を繰り広げているとのこと。
装丁、表紙のデザインは水野幸司。
『ZINEおかけん』
2023年5/21(日)リリース(文学フリマ東京31にて)
フォーマット:書籍(A5版、64ページ)
【クレジット】
編集:温泉マーク・南森町三郎・夜夏
執筆:imdkm・オカダ・江永泉・温泉マーク・コイズミアヤ・南森町三郎・ハハハ・夜夏
装丁・表紙デザイン:水野幸司
問い合わせ先:zineokaken@gmail.com
【内容】
・imdkm「MIDIピアノを演奏する(『芸術の設計』へのオマージュ)」
『芸術の設計――見る/作ることのアプリケーション』にインスパイアされ、自宅のMIDIピアノを「演奏」する試みを行った。身体を欠いたプロセスに「手応え」を感じるに至る記録。
・江永泉「歩行、跛行(立川駅とファーレ立川のあいだで歩く)」
JR立川駅からファーレ立川の岡﨑乾二郎《Mount Ida─イーデーの山(少年パリスはまだ羊飼いをしている)》まで歩いた短い記録。1400字程度。
・オカダ「Optical for Kenjiro Okazaki 」
岡﨑乾二郎さんに自分の作った眼鏡をかけてほしい!と、フレームをデザインし制作しました。
変則的な六角形をベースに、リム下部の内側を直線的にし、外側は丸みを持たせて、剛健さと柔和さを併せたデザインとなっています。『TOPICA PICTUS とぴか ぴくたす』よりイメージした色のセルロイド生地を選びました。
・温泉マーク「『芸術の設計』読書会を開いたらワークショップ検討会をすることになった理由」
岡﨑乾二郎編著『芸術の設計―見る/作ることのアプリケーション』の読書会をきっかけに、ノーテーションに向きあうこと、ノーテーションを作ることの面白さに出会う。
・温泉マーク「現代アート基礎演習やってみた! 」
『美術手帖2008年8月号 特集:現代アート基礎演習』に書かれている「重要なのは他人、他者になるってことだよ。」という言葉に導かれて、4人の素人が色彩にまつわる演習と格闘し、話し合った記録。
・コイズミアヤ「Fの星座「先行するF」とヒュームからの印象」
『抽象の力』の補論「先行するF」を元にした、漢字のパズルによる詩作の試み。専用用紙の付録付き。
・ハハハ「テンセグリティ構造体を作ってみよう」
現代アート基礎演習「身の回りのもので無重力彫刻をつくる!」に影響され、身近なものでオブジェを作ってみようという企画。見た人も作ってくれれば成功。
・南森町三郎「色を見つめる」
『TOPICA PICTUS とぴかぴく たす』に収められている「モスコポロス、荷物を落とす」の透明な黄色の特徴を考えるのに、同じく黄色の花や果物をじっと見つめてみました。照明や場所を変えることで色の見え方が著しく変わることを知って、作品として色を固定することの凄絶さに思い至りました。
・夜夏「Gravity – The Three-Body Problem」
「感覚のエデン」「抽象の力」「芸術の設計」などからの影響を落とし込んだ参加型の試み。事前に用意されたMIDIファイルのデータと「楽譜」と称されたテキストを元に、読者が自由に楽曲を制作したり、しなかったりできる。
文学フリマ詳細・感染症対策
2023.5.15 12:00