【INTERVIEW】Ratchild『Good Fellows,Bad Idea』
自分の発想の自由度が高くなっただけだと思います
- –: 以前3ピースでやっていた時は今と全然スタイルが違ったと以前のインタビューで読みましたが、3ピースの時と今のスタイルはどのように異なりますか?また、現在のスタイルはいつ頃どんな感じで固まったんですか?
- Endratt(vo.gt):3ピースの頃は10年以上の大昔で、その時のメンバーって自分しかもう残っていないんです。途中でTHINGPEI(ba)が入ってから流動的にメンバー変わっているので。
違うバンドで始めても良いんじゃないかって位、スタイル違いますよね。今の雰囲気になったのは、今のメンバーで固まった2013年からだと思います。作品でいうと前作の「歪CONCREATE」からですね。自分の発想の自由度が高くなっただけだと思います。
- –: Ratchildさんというと「断片的日本語詩」が語られることが多いですが、歌詞は製作時にどのように作られることが多いですか?
- Endratt(vo.gt):多分、所謂ストーリーテリング的なひと繋がりの文章の形態とはかけ離れてるって事だと思うんですが。今はこの文体が自分の中で1番自然なんです。なるべく曲のテーマやイメージに実直に。
でも歌詞が1番時間かかりますね。
クルマの中で作ってる事が多いような。 - –: クルマの中という事は移動中に作るという事ですか?
- Endratt(vo.gt)::んー部屋であんまりデカすぎる音出せなかったり。物がありすぎて逆に歌詞だけに集中出来ない事とか多かったりするので。あと目に飛び込んでくる情報とかも部屋だとあんまり無いし飽きるから。
クルマの中で書いては移動してみたいな事が多いって感じですね。 - –: 楽曲を作る時にはどのような手順で作るんですか?
- Endratt(vo.gt):結構発想が毎曲バラバラだったりするから一概にはルーティンがあるわけでは無いんですが。日常でジャンル関係無く聴いたBGMや、ザッピングした音楽でこの雰囲気のビート感とかいーなー!って「曲の種」みたいなのが浮かんで携帯にメモって。家でPC上で自分流に増やしてみたり。でもあくまでネタ的な曲の種なんで培養中に消滅したり迷宮入りする事も多々ありますが。
現場と配信合わせて楽しめる環境になれば良いなとは思いますよ
- –: この5年間はライブ主体の活動をしていたとのことですが、年間どのぐらいやっていたんですか?
- Endratt(vo.gt):この5年はメンバーの家庭や仕事などの環境がだいぶ変化したのもあって、以前程コンスタントにライブやツアーってペースでも出来なくなって来てるのもあって、月3本位のペースでライブしてた感じです。
- –: 6月に入ってから6/14 bush bash 6/20二万電圧と配信ライブを行なっていますが、コロナ禍以前は配信ライブはやっていました?
- Endratt(vo.gt):コロナ禍以前は配信はやった事無いんじゃないかと思います。多分無いです。
3月にも1本コロナ禍が本格化する直前位にも無観客配信ライブやりました。
今のところ3本ですね。
- –: Ratchildさんは演者とオーディエンスの熱量が凄いライブを行っていますが、無観客配信ライブはやはり普段と勝手が違いますか?
- Endratt(vo.gt):勿論ライブハウスだからお客さんの有無で印象も違うし、勝手も違いますけど、演っててステージ内で高まっていけば無観客でも自分は楽しめてる方だと思います。曲間の、レスポンス無い状況での喋りは絶望的ですが(笑)
配信も新しい楽しみ方が1個増えたって捉えたら嫌悪感は全く感じないし。
でもお客さんとお酒酌み交わしたりコミュニケーションが無いのは、単純にライブハウスやクラブが好きな人間として寂しいですけど。まだ先になる予感はしてますが、現場と配信合わせて楽しめる環境になれば良いなとは思いますよ。
- –:今回有観客でのレコ発ライブが発表されましたが、ライブ配信を経て、オーディエンスを目の前にしたライブに臨むお気持ちを聞かせてください。
- Endratt(vo.gt):演奏に関してはそんなに配信と区別してる訳では無いですが。
8月現在、ライブハウス側も細心の注意や対策を設けた上で少しでもお客さん入れてのイベントに乗り出し始めている状況なので、折角工夫してルールを設けてくれたんだから、そのルールの中でもライブが観たい、新譜のリリパを体感したいって人を楽しませたいって感じと、単純に我々もそのルールの上でもライブは余裕で楽しめそうだから、良かったら一緒に遊ぼうって感じです。出来る対策は打った上で。
『Good Fellows,Bad Idea』
/ Ratchild
2020年7/29リリース
フォーマット:CD
レーベル:I HATE SMOKE RECORDS
カタログNo.:IHSR-086
価格:¥1,800(税抜)
【Track List】
1.Psycho Logical Trauma
2.亡霊とダンス
3.Biff
4.Parkside “shock’n shits”
5.未完成人hour
6.Dejavu
7.Point of “BEEP”point
8. Psycho Logical Trauma(VOLOJZA remix)
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Ratchild presents
“Good Fellows,Bad Idea”
2020年8/19(水)下北沢SHELTER
ACT:Ratchild / +secret guest
Open 19:30 / Start 20:00
Adv. ¥2,000 / Door ¥2,500
チケット予約
※ライブハウスのコロナ対策として設定された【動員数の上限】や観覧方法に従い行います。
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2020.8.12 12:00
カテゴリ:INTERVIEW, PU3_ タグ:dance, hardcore, JAPAN, ratchild
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