【SELF LINER NOTES】carpool 嵯峨山諒による1stアルバム『Come & Go』メモ
carpoolがアルバムとソノシートのシングルをリリースすると聞いて、彼らが1日店長をするという新代田えるえふるに行ってみた。
そこでフロントマンの嵯峨山諒が来場者に手渡していたA4の紙には、アルバム『Come & Go』の全曲に対する彼の手書きのセルフライナーがしたためられていた。
当日店内に流れていたマスタリングが終わったばかりという音源を聴きつつこのセルフライナーを読むという時間が非常に楽しく、これはここの来場者だけでなく彼らのアルバムを耳にした人やこれから耳にする人全てにも読まれるべきなのでは?と思い、その場でセルフライナーの掲載交渉をしてみた。
以下は快諾をもらって掲載させてもらっているセルフライナーの全文。
6/28に発売された『Come & Go』を聴きながら、未購入の方がどんな内容なのかを思い浮かべながら…思い思いの方法で読んで彼らのアルバムへのアプローチをしてみてほしい。
carpool 『Come & Go』メモ
マスタリングから一夜あけ、何度か家や外でアルバムを聴いてみたのですが、「いい曲色々入ってるなー」というくらいで、まだまだどういうアルバムかわかってないのですが、そういうのはそのうち色々気付いていくものだと思うのでよいとして、とりあえずこの曲はこうだったなーとか、こういう曲を参考にした、とかそういうことをメモっておこうというのがこの紙。何も考えずに書くのでうまくまとまるか不安でしたが、多分なんとかなった(執筆後)長いけどよかったら!
2017.05.28 嵯峨山諒
ZINEのテーマは「恋」だったので、当時の自分としては自分史上1番くらいのラブソングな気持ちでした。レコーディングで城ちゃん(城明日香:ex. 恋する円盤)が歌ってくれてマジで泣ける感じになりました。城ちゃんにスタジオで歌ってもらった時、良すぎてみんな笑っちゃうテンションだった。「バンドでやれ」と言ってくれた内田るんさん、ありがとうございます。
PV撮影も楽しかった。PV見てね。
マスタリングから一夜あけ、何度か家や外でアルバムを聴いてみたのですが、「いい曲色々入ってるなー」というくらいで、まだまだどういうアルバムかわかってないのですが、そういうのはそのうち色々気付いていくものだと思うのでよいとして、とりあえずこの曲はこうだったなーとか、こういう曲を参考にした、とかそういうことをメモっておこうというのがこの紙。何も考えずに書くのでうまくまとまるか不安でしたが、多分なんとかなった(執筆後)長いけどよかったら!
2017.05.28 嵯峨山諒
01. 漫画
なんかでっかい曲が作りたい、と思ったのかどうかはおぼえてないのですが、できた時は今までにないのできたなーと思ったような…。なんか漠然とでかいロックの感じとOnly Realの「Get it on」のミックスというか。歌詞もできた時はこんなんでいいのかなと思ってた気も。ともまつさんのコーラスと最後の湯浅のギター(サビ)が好きです。ロックのバカ感が好きだし大事だと最近思います。笑っちゃうようなカッコイイ感じとかね。02. Summer’s Coming
短くてかっこいい曲作りたいと思って作ったような…?寺田が入ってから作った気がします。Superchunkの名盤『Here’s to Shutting Up』の2曲目が「Rainy Streets」という曲で、2曲目だけどそこでアルバムが始まる感じがよくって、そういうのが作りたかった。いい感じに仕上がった。03. 予感
ともまつさんとZINEを作ってた時に作って入れた曲。もともとずっとあった2コのアイデアをくっつけてみたら成立するなと思ってできました。スーパーカーの「Lucky」や「DRIVE」、ゆずの「みぞれ雪」が元ネタっぽいもの。ZINEのテーマは「恋」だったので、当時の自分としては自分史上1番くらいのラブソングな気持ちでした。レコーディングで城ちゃん(城明日香:ex. 恋する円盤)が歌ってくれてマジで泣ける感じになりました。城ちゃんにスタジオで歌ってもらった時、良すぎてみんな笑っちゃうテンションだった。「バンドでやれ」と言ってくれた内田るんさん、ありがとうございます。
PV撮影も楽しかった。PV見てね。
04. いい風
2014年、多分メンバーが減ってスタジオで新しい感じの曲を色々やってた時できました。シャムキャッツの「MODELS」に多大な影響を受けています。バカっぽいけど憎めないというか、なんだかんだでイイ奴みたいな曲かもしれません。素直さ。生活の肯定をしていきたい。ミックスでムチャ悩んだんですが、最終的になんかイイ感じになった。05. hi
「ロックのバカ感が大事」というのが最もストレートに出た曲。Vampire Weekendの「Diane Young」とか、アレンジやミックスのムチャクチャさに勇気をもらい参考にしました。スタジオで作ってる時楽しかった気がする。なんかうまいこと言ってるバカっぽい歌詞も気に入っています。チャーミング。06. TPO
気に入ってる曲。よくお風呂入ってる時に曲ができるんですが、この曲も多分そう。ストロークスっぽい感じだけど案外ストロークスにめちゃ似てる曲はなかった。間奏がバカっぽくて良くないですか?歌詞はサビができた時そうだな〜と思って、すぐできるかなと思ったけど、色々言いたいことあるし、完成まで時間かかりました。割と最近の曲です。ミックスがけっこうむずかしかったです。次ページ「07. W.W.」へ
『Come & Go』/ carpool
2017年6/28リリース
フォーマット:CD / デジタル配信
レーベル:PASSiON RECORDS
カタログNo.:PSON-003
価格:¥2,000(CD、税抜)
【Track List】
01. 漫画
02. Summer’s Coming
03. 予感
04. いい風
05. hi
06. TPO
07. W.W.
08. ストーリー
09. ヤング
10. ゴーゴーゴー
11. 20xx
12. Come & Go
1 2
2017.7.2 20:57
カテゴリ:INTERVIEW タグ:carpool, JAPAN, 嵯峨山諒
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