【INTERVIEW】しずくだうみ 1stフルアルバム『都市の周縁』
闇ポップシンガー・ソングライター、しずくだうみ。
自主流通盤として3枚のミニアルバムをリリースした彼女が待望の1stフルアルバム『都市の周縁』をNARISU COMPACT DISCより11/16にリリースする。
シンガー・ソングライターの現場のみならず、時にアイドルの現場に、時にハードコア中心のイベントに出演し、強い印象を残す「誰にも似ていない音楽」を紡ぎ出す彼女のアルバムに期待を寄せるリスナーも多いと思う。
そんな しずくだうみ にインタビューを申し込んでみた。
『都市の周縁』/ しずくだうみ
2016年11/16リリース
フォーマット:CD
レーベル:NARISU COMPACT DISC / HAYABUSA LANDINGS
カタログNo.:HYCA-3058
価格:¥2,300(税抜)
【Track List】
1.いじわるなきみのこと
2.ぐるぐる
3.さみしさのABC
4.部屋
5.ゲーム
6.パラレルワールド
7.水色
8.選ばれない
9.さようなら
10.夜の海の夢
11.おしまい
全作詞・作曲:しずくだうみ
アルバム特設ページ
「やったー!」って感じです(笑)
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—:1stフルアルバムの発売おめでとうございます。今回のリリースはなりすレコードさんからのリリースということですが、どのような経緯で?
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しずくだ:えっと…これまでミニアルバム3枚を自主制作で出していて。流通は通していたんですけれど。「柴田聡子さんが好きで…」みたいな話をしたら「柴田さんのアナログをリリースしている、なりすレコードを紹介できるよ、話だけでもしてみれば?」と言っていただけたので連絡をしてみたら「アルバム出しませんか?」って言ってくれたので。「やったー!」って感じです(笑)
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—:とんとん拍子だったわけですね(笑)しずくださんがなりすさんからアルバム出すって聴いて「ああ、イメージ通りのところから出すな」って思ったんですがその辺りは?
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しずくだ:私もそう思いますね。自分のやりたい事をやらせてくれるし、なりすから提案していただく事も自分の中で許容範囲というか…「これなら」って思える事なので。
- (ドリンクが運ばれてくる)
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—:レモンスカッシュお好きなんですか?
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しずくだ:レモンスカッシュが好きというか…カフェインがダメで飲めないんです。それで自動的にこういうものに。
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—:イメージ的にコーヒーとかすごく飲んでそうな感じなんですけどね。
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しずくだ:好きなんですけどもね。飲めない(笑)
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—:一番辛いパターンですね。好きな人で中毒気味だと一日中飲んでたりするんですけどね。
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しずくだ:逆の意味で中毒なんですよ。カフェイン飲むと中毒症状が出て…。
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—:あ、そんなレベルで…じゃあ紅茶とか日本茶も厳しいですね。
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しずくだ:烏龍茶とかもダメですね。炭酸系もコーラにはカフェイン入ってますし。
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—:本当に選択肢無いですね。ずっとそうなんですか?
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しずくだ:ずっとそうでしたね。なんか好きで飲んでたらずっと調子が悪くて。なんだろうってずっと考えていたらこれだなって。抜いてみたら一気に調子がよくなって。
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—:見えなかった苦手なものが転がっていたわけですね。
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しずくだ:まだいっぱいあると思いますけどね(笑)
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—:そういうものをどんどん抜いていってシンプルライフに?
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しずくだ:そうでもないですよ。ジャンクフードとか食べますし。カップ焼きそばとかも食べますよ(笑)
どうせ暗い曲しか書けないし、一方で「意外とポップだよね」とも言われるから「闇ポップ」かな?って
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—:しずくださんといえば「闇ポップ」というコピーが定着してますが、このコピーっていつ頃から使い始めたんですか?
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しずくだ:…どれくらいだろう?
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—:前のEP(3rd E.P.『透明コンプレックス』)の時には使ってましたよね?
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しずくだ:1枚目(1st E.P.『届かぬ手紙のゆくえ』)の時にはまだ使ってないですね。
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—: ということは2nd(2nd E.P.『泳げない街』)ぐらいからですかね?最初にしずくださんが印象に残ったのって「闇ポップって何?そういうジャンル?」って思った辺りからなんですよね。Googleで他にやってる方いるのか検索したりして。
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しずくだ:なんか私が使い始めてから、Twitterで検索するとたまに出るようになりましたね。
-
—:闇ポップのオリジネーターですね…どういうところから出てきたコピーなんですか?
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しずくだ:高校生頃から曲を作ってきて、「明るい曲ができない!!」って。フルアルバムに収録されている「ぐるぐる」は比較的明るい曲だと思うんですけども、ああいう曲はたまにしか書けなくて。曲を作っている友達とも冗談で「ゴーストライターやってくれよ!」って言い合ったりしてましたね。
「明るい曲を作らなきゃいけない!」みたいな強迫観念に囚われてて、売れ続けているのは明るい曲だしって思うと…こう…普段もああいうような曲を作んなきゃいけないのかなって思っていて。
2ndの「オーカー」とかもすごくポップなんですけど、あれ初めて作った曲なんですね。で、あれが初めての曲だとあれ以上を作んなきゃいけないような気になるんですけど、実際私の声にもあまりあってないような気がして。
で、なんかキャッチコピーがあったほうがわかりやすいんじゃないかって思って、どうせ暗い曲しか書けないし、一方で「意外とポップだよね」とも言われるから「闇ポップ」かな?って。
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—:当初そのコピーだけでイメージ膨らませてた時は、どういう方なんだろうって思ってましたが、実際会ってみると非常に話しやすい方で安心しましたね。確か初めてしずくださんと会ったのはharpsと対バンの時だったと思うんですが、今日しずくださんに会えるのかって思った時すごく緊張した記憶があります。
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しずくだ:すごく色んな人にそう思われてますね(笑)ライブに行ったことはないけどなんとなく曲を聴いている遠巻きに見てる人たちに「あいつ正気なのか」って思われてると思います。
>>次ページ「弾き語りにこだわる事はないと思っていて、歌にあったアレンジをすれば良いと思っています」
2016.11.15 12:00
カテゴリ:INTERVIEW タグ:JAPAN, しずくだうみ, 吉田仁郎, 闇ポップ
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