【INTERVIEW】エレファントノイズカシマシ
ノイズ集団エレファントノイズカシマシ。
パッケージングされた音楽を嫌うかのような激しいパフォーマンスと常識を踏み越えるライブを続け、東京のアンダーグラウンドシーンに大きな歯型を残し続けている。
今回indiegrabでは全体的なシルエットが見えにくい彼らにフォーカスを合わせるべく、メンバーの片岡フグリ、小林ムーク、剤電にインタビューを試みた。
いいですね、パートって。バンドみたいですね(笑)
- —本日はお集まりいただきありがとうございます。まず、自己紹介としてお名前とパートを教えていただけますか?
- 剤電:いいですね、パートって。バンドみたいですね(笑)
- 片岡フグリ(以下片岡):じゃあ剤電からお願いします。
- 剤電:ノイズ作家の剤電です。
- —ノイズ作家??
- 剤電:カルチャーブロスに書かれました(笑)でもけっこう気に入ってます。
- 片岡:「エレファントノイズカシマシ」って書いてないの?
- 剤電:書いてない。
- —私も剤電さんの参加ユニットの全容って、把握しきってないです(笑)
- 小林ムーク(以下小林):えー、シンセとか モノとかをやっている小林ムークです。以上です(笑)
- —よろしくお願いします。
- 片岡:総合司会の片岡フグリです。
- 一同:総合司会(笑)
- 片岡:『自分は総合司会です』と、エレファントカシマシの宮本さんが自己紹介で言っています。
- 剤電:あ、そうなんだ(笑)
- —インタビューってされた事ありますか?
- 片岡:いや、ないんじゃないですか?
- 剤電:1回だけ、youtubeでやってたラジオ番組で、お話しをした事がありますね。
- —ラジオ出演みたいな?
- 剤電:MOGIKOJINさんっていう、ドラムソロとか企画とかやってる方のネットラジオに出演させて頂いたことがあります。その時は華屋与兵衛で死んだうちの犬の話とかして、あとイチヤマ君(motherpill)っていうウチらの友だちも何故か同席してて、完全に危ない人たちって感じで…。
あ、あれの後にKLONNSもあって…その時も僕いたんだけど全然話が盛り上がんなくて(笑)モギ(MOGIKOJIN)さん、心折れちゃって…多分。探せばまだMOGIRADIOっていうのが音声で上がってるかと。
G.G.G.G.は重い、巨人系の音楽。
- —よく私「エレカシ」って略しちゃうんですけど、正式な略称としては「ノイカシ」ですか?
- 小林:ノイズ…エレカシ?(笑)
- 片岡:様々な略称がありますね。ノイズエレカシという略称をかつて使ったのは小堺さん(インキャパシタンツ)だけです。バリエーション出しちゃうとtwitterで見つけにくいし、ノイカシが一番使い易いです。
- —(twitterアイコンなどに用いられている)ノイカシのロゴマークってどなたが作ったんですか?
- 片岡: あれはエイフェックスツインが作りました。
- 一同:(爆笑)
- 片岡: いや、俺が作りましたけどね。でもあの会社に頼んだらいいんじゃないかな。デザイナーズ・リパブリック。10万ドルぐらい払って。
- 剤電:デザイナーズ・リパブリックにお金払って「エイフェックスツインのマークみたいなやつお願いします」って。
- 小林:断られるんじゃない?普通に(笑)
- 片岡: (デザイナーズ・リパブリックの)展示会に行った時、オウテカがずっと流れてたんですよ。
- 小林: オウテカ流れてたの?
- 片岡: オウテカ流れてた。っで、これなんていう人の曲ですか?って受付で聞いたら、「オウ⤴︎テカ⤴︎っていうアーティストです」って。
- 一同:(笑)
- 剤電: オウ⤴︎テカ⤴︎?
- 片岡: オウ⤴︎テカ⤴︎
- 小林:イントネーションが(笑)それ、説明してる人も知らないよね。全くそういうのに精通してない。
- —ノイカシって正式なメンバーは今何人いるんですか?
- 片岡:5人ですよ。メンバーが出れない時とか、特別な編成の時とかは助っ人が入ります。
- —一時期すごく人が増えていたような印象があるんですが。
- 片岡:G.G.G.G.(エレファントノイズカシマシの別名義ユニット)とかやってたからじゃないですか?
(LIVE) G.G.G.G. (a.k.a GREAT GIANT GIGANTIC GRAVITY)
- —G.G.G.G.はユニットとしてはいつ頃から始めたんですか?
- 片岡: 半年ぐらい前かな。(2015/8/9 新宿ゴールデンエッグにて初ライブ)G.G.G.Gを組んだきっかけは、ライブに出れないメンバーがいたけど、どうしても出たいライブに誘われて。でも、いないメンバーがいるのに、エレファントノイズカシマシって名義は使いたくないなと思って。G.G.G.Gという新しいバンドで出演することにしました。
- 剤電:それでやってみて結構良かったんでもう4回ぐらいやってるという。
- 小林:メンバー全員出れる時も。誰も欠員してないのにG.G.G.G.でやったりする(笑)
- 剤電:でかい音でやりたい時とかはG.G.G.G.ですね。
- 片岡:そうですね。確かにね。
- —今は、使い分けができてるんですね。
- 片岡:爆音系のイベントだとG.G.G.G.でやろうみたいな感じになりますね。
- 剤電: G.G.G.G.は重い、巨人系の音楽。
- —巨人系の?
- 剤電:アイアンジャイアント…心優しい巨人みたいな。
2016.6.26 20:00
カテゴリ:INTERVIEW タグ:JAPAN, noise, エレファントノイズカシマシ, 剤電, 片岡フグリ
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