【REVIEW】 Chocolan♥Christmas / Caro kissa

Chocolan Christmas

Chocolan Christmas

sabadragon
Chocolan♥Christmas / Caro kissa 以前迷われレコードからリリースした「ショコラン」のクリスマスアレンジバージョン。 http://t.co/nUQu7GmIu1 #bandcamp_d



大阪・Caro kissa。

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2012年頃から大阪を中心に活動をしているtakahiroとsunachuによるアコースティック・ポップユニット、Caro kissa。
10月末の#bandcamp_d.Radioにも出演していただいたため、ご記憶の方も多いんじゃないかなと。

Radioに出演の翌日はM3で2ndアルバム「マワルマワルセカイ」を発売、11月にはTSUTAYA渋谷店のコンピレーションアルバムに参加、また同月には架空コンピへの参加と精力的な活動を続けている彼らが12月のクリスマスシーズンにあわせてリリースした音源。

以前迷われレコードからリリースされた「ショコラン」をクリスマスアレンジしたもの。
元々ファンタジックな詩世界とどこか童謡のような安心感のある原曲に、スレイベルの音と可愛らしいコーラスを全編に追加して演出されたクリスマスムードとアップテンポにアレンジされた結果、キャチーさにおいて原曲を大きく上回る良アレンジになっている。

驚くのはアレンジをやりたいという提案をsunachuがしたのが先週(細かい日付は不明)。
そこからtakahiroのアレンジとsunachuのコーラスアレンジ、レコーディングやらミックスやらをした後でアートワークを作ってアップされるまでが約1週間という仕事の速さ。
ここしばらくの活動の活発化はこういう彼らの仕事の速さとアイデアを形にする勢いに支えられてるのかと納得させられるエピソード。

また、Caro kissaといえば先日のM3で販売していたミニアルバム「マワルマワルセカイ」の完成度が素晴らしく、それまで持っていた印象以上にtakahiroのコンポーザー・アレンジャーとしてのセンスやsunachuの極めて高い作詞・演出能力が印象づけられる快作となっている。

特に「白いワンピース」は一体何回リピートしたのかも分からない。
takahiroが今までに聞いて来た音楽をきちんと血肉にした上でそれらをポップミュージックという枠の中に落とし込んで行く能力、アレンジャーとしての幅とその幅に振り回されずに曲をまとめていく客観性には脱帽というしかなく、そしてsunachuの歌詞は楽曲の中の色と世界を完全に支配して行き、「口角あげてレッツゴー」に始めとする極上のフレーズは「歌いたくなってしまう」というポップミュージックの最低限でありつつ以外に高いハードルを容易く超えて行く。

他にも表題曲の「マワルマワルセカイ」や「さよならピース」など、少ない曲数ながら勧めたい曲は多いがこれを書いて行くとテキストが冗長になっていくので別の機会にゆずるとして、現在「マワルマワルセカイ」は彼らのHPのオンラインショップから購入可能。
下のクロスフェードを聴いてピンと来る曲があったら購入してみるといいんじゃないかな。

2013.12.18 18:14

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