【REVIEW】 Missus Peel / Nick Wisdom
sabadragon
Missus Peel / Nick Wisdom potato head peopleの中の人の片割れ・Nick Wisdomの新譜がname your price。 http://t.co/sK2V04Vr4n #bandcamp_d
モントリオールのNick Wisdom。
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2年程前に音源を見つけて以来数えきれない程の夜と徹夜明けの朝を過ごしてきたカナダのユニット・Potatohead People。
全体的にどこかゆったりとした重みのある音と間に満ちたトラックとが疲れきった頭と耳に染み込む感じが心地よく、死にそうな状況の徹夜仕事の後にどれだけ彼らの曲に救われたかわからない。
Nick WisdomはそんなPotatohead PeopleをAstroLogicalと共にやっている人物。
彼のトラックを聴いてみると分かるのだが本当にPotatohead Peopleの中の人なんだなという確信が随所にちりばめられており、彼がPotatohead〜に対して持っている影響力というものが分かる。
Nick Wisdomがどういう人なのかと言えば、モントリオールに在住のhip hopプロデューサーであり、彼のこの音源やPotatohead PeopleをリリースしているネットレーベルのJellyfish Recordingsの副社長である。
彼がいつ頃から音源を作っているのかは分からないが2012年の春頃にはライブを始めており、まだ24歳という若さでありながらMoka Only・ Maggz,・Claire Mortifeeのプロデュースを手がけている。
彼がプロデュースを手がけたアーティスト達はこのアルバムやPotatohead〜のアルバムにも頻繁に参加していてその辺りのコミュニティとの結びつきの強さを感じる。
また、2013年にはメルセデスベンツのmixed tapeにフィーチャーされているらしい。
今作はいつものゆったりとジャジーで広がりを感じるトラックと共に、各種アーティストとフィーチャリングのためかhip hop色が非常に強い。
トラック8、ELI MURO=Headspaceとのフューチャリング・Snoopin’ Pt 2 ft. Eli Muro辺りの疾走感は普段の彼のジャジーな感じとは一線を画すものの非常に軽快で気持ちいいので是非一聴をお勧め。
2014.2.23 21:00
カテゴリ:REVIEW タグ:Canada, electronica, hip hop, jazz, nick wisdom