【NEWS】TOMC シングル「Place To Be」配信開始 田中元子ポッドキャストへの提供曲
ビート&アンビエント・プロデューサーとして活動するTOMCは8日、シングル「Place To Be」の配信を開始した。
2020年「Curiosity」以来のセルフリリース曲となる本作は、ジャズ、室内楽のしなやかさとソウル、ヒップホップ的な力強さが同居するビートミュージック。
ベースラインのループフレーズは、ピアニスト/作曲家の中村浩之 (UN.a) の提案によるもの。
また、本曲はTOMC自身も出演する、森下両国、喫茶ランドリーのオーナー 田中元子(株式会社グランドレベル 代表取締役社長)による都市・公共などを扱うポッドキャスト「田中元子のメメント・トーキョー」への提供曲でもあり、TOMCの都市生活への想い〜”東東京”(ひがしとうきょう)への愛着が強く表れた作品となっている。
TOMCは、今年1月には初のアンビエント・フルアルバム『Music for the Ninth Silence』がカナダのInner Ocean Recordsよりリリース。
その後、MC.sirafuとのアンビエントユニット れいふんれいびょうの結成に始まり、三軒茶屋のアンビエントに特化したレコードショップ Kankyo Recordsではオンラインショップの作品レビュワーを担当、さらには音楽家のやけのはらとアンビエントやニューエイジ・ミュージックにまつわるトークをウェブ配信するなど、今年上半期でアンビエント方面の活動が急拡大していた。
そうした中でリリースされた本曲は、ピアノ、管楽器のアンサンブルや環境音(カフェの食器の音や水音など)を軸にしつつ、そこにネオソウルやグラウンド・ビート〜1970年代のファンクを思わせる力強いドラム、加えてオールドスクールなスクラッチをも織り交ぜるという、アンビエントはおろか、彼の過去作で見られたスローなジャズ・ヒップホップ〜ローファイ・ヒップホップ的な方向性とも異なるもの。
ヨシカワミノリとの2020年作『Reality』や近年の執筆活動にも通じる、さまざまな音楽ジャンルを隔てなく愛する彼のスタンスが強く表れた、セルフリリースならではの作品に仕上がっている。
「Place To Be」
/ TOMC
2022年6/8リリース
フォーマット:デジタル配信
配信URL一覧
2022.6.8 12:00