【NEWS】KEN ISHII 立体音響技術360 Reality Audioにて楽曲の配信が決定 & スペシャルMVの公開が決定
KEN ISHII作品が、5/27より立体音響 360 Reality Audioにて配信を開始する。
360 Reality Audioとは、ソニーのオブジェクトベースの360立体音響技術。
アーティストがライブ演奏をする場に入り込んだかのような、臨場感豊かな音場を実現する新たな音楽体験となる。
コンテンツの制作時には、アーティストや クリエイターの創造性や音楽性に従って、ボーカル、コーラス、楽器などの音源1つひとつに位置情報を付けて全方位に配置することが可能。
コンテンツの再生時には、制作意図が反映された360°全ての方向から音が届く体験を楽しめる。
今回公開されるのは「Bells of New Life」「Take No Prisoners」「JOIN THE PAC」の3曲と、アルバム『Möbius Strip』及びflare名義のアルバム『Leaps』。
配信はAmazon Music Unlimited、Deezer、TIDAL(日本サービス未開始)の各ストリーミングサイトで行われる。
「Bells of New Life」は、日本デビュー25周年となる2019年にリリースされたオリジナル・アルバム『Möbius Strip』のリードチューン。
「Take No Prisoners」は同じく『Möbius Strip』収録曲でシングルカットもされたJeff Millsとの共作曲。
「JOIN THE PAC」は、2020年に「パックマン」生誕40周年を記念し制作された公式テーマ楽曲。
今回のミックスは青山にある360 Reality Audioに特化した日本初の空間音響スタジオ「山麓丸スタジオ」にてKEN ISHII本人も立ち会いながら行われた。
【配信対応サービス】
Amazon Music Unlimited
Deezer
*アプリ「360 by deezer」でお楽しみになれます。
App Store
Google Play
TIDAL(日本ではサービス未開始)
さらに、27日の12:00(正午)よりYouTube U/M/A/A Inc.公式チャンネルにて「Bells of New Life」「Take No Prisoners」「JOIN THE PAC」各曲の360 Reality Audioの体験ができるスペシャルMVが公開。
ヘッドホンにて360 Reality Audioの雰囲気を体験できる。
「Bells of New Life」のMVではアルバムタイトルであるメビウスの輪=Möbius Stripと、少年少女達のダンス、過去に東京世田谷区で実際に起きたミステリアスな事件をモチーフとした印象的なシーンなどが描かれている。
KEN ISHIIの名を世界に知らしめた、映画「AKIRA」の作画監督・森本晃司氏による1996年発表の代表作品「Extra」へのオマージュシーンも必見。
また、「JOIN THE PAC」のMVでは、DJやダンサー、壁一面に描かれた巨大なグラフィティ、個性的なファションを身に纏いストリートに集う若者たち、「パックマン」が登場した80年代のカルチャーがふんだんに盛り込まれた、思わず踊り出したくなるような楽しい映像作品となっている。
どちらのMVも監督を手掛けるのは、カンヌ国際広告賞、クリオ賞、ワン・ショーの世界3大広告賞の全てでグランプリを受賞するという快挙を成し遂げた映像ディレクターの児玉裕一。
【KEN ISHIIからのコメント】
今回のリリースをするにあたって 360 Reality Audio を初めてリスニング体験した時の感想は一言「これは今までのサラウンドとはハッキリと違う!」というものだった。音の可動域がまさに前後左右上下360度。 そして旧知の Chester Beatty を始めとする山麓丸スタジオ・チームと共に完全に 360 Reality Audio 化すべくパラデータからミックスダウンし直した。音の定位の自由度が無限なため、通常のステレオ・ミキシングとはセオリーが異なることが難しくもあり、これまでにない音の動きを作ることが楽しくもありで、とても刺激になる時間であった。テクノやクラブミュージックという本来耳で聴く音楽というよりは身体全体で聴くというジャンルにとってはとても親和性の高い音楽体験である 360 Reality Audio 。ぜひ皆さんにも体験して頂きたい。
– KEN ISHII
2022.5.25 18:00