【NEWS】ワールドスタンダード 35年間で発表された13作品のサブスクリプション配信がスタート

鈴木惣一朗によるソロ・ユニット、ワールドスタンダードによる全楽曲がサブスクリプションでの配信を開始した。

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1985年に細野晴臣氏のレーベル「ノン・スタンダード」からワールドスタンダード名義でデビュー以降13枚のアルバムを発表し、プロデューサーとしてもハナレグミ、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)、南壽あさ子、湯川潮音、羊毛とおはな等、数々のアーティストを手掛けた音楽家 鈴木惣一朗のソロ・ユニット ワールドスタンダード。

フォーク、ポップス、テクノ、アンビエントからワールド・ミュージックまで幅広いジャンルの影響を取り入れた唯一無二の音楽性で日本だけでなく海外にもファンが多いが、一部のアルバムは入手困難な状態だった。
そんな中、デビューアルバム『WORLD STANDARD(通称:音楽列車)』(1985)から『色彩音楽』(2020)までの 13 作品が、レーベル/レコード会社の壁を超え、一気に全世界でサブスク解禁されることとなった。
デビューから35年間の活動のなかで、アシッド&トラディショナル・フォーク、南米音楽、トーチ・ソング、ミニマル、サイケデリア、室内楽、民族音楽まで、さまざまな音楽の水脈から吸収し作られてきた珠玉の作品たちを、サブスクサービスで堪能してほしい。

【サブスク解禁について鈴木惣一朗氏からのコメント】
ワールドスタンダード名義で、1985年から2020年までにリリースしたアルバムすべてを配信で解禁します。不安要素もまだまだ多い中、ワールドスタンダードの音楽が少しでも暖炉の灯のような役目を果たせればと思い、今回、配信することと決めました。

準備には⻑い時間がかかりましたが、ワールドスタンダードが今まで頑なに封印してきた<音楽の届け方>が、解禁されるのです。全世界での配信であり、これから⻑く聴かれるものになるため、すべてのアルバムは一年もの時間をかけてテイチクの芝さん(TEMAS)と原真人くんによって慎重にリマスタリングされました。

海外のリスナーのために日本語の曲名については英語タイトルも新たに付け直されました。とうとう全貌が聴けることになり、これでようやくぼくのミュージック・ライフも一巡したようです。

レコード盤を買い始めたころは、「アルバムの制作過程は知らない方がいい」と思っていた時期もありました。「無垢のまま音と対峙すべき」などと思っていたのです。けれども今は、<作者のキャリアを知った上で聴く音楽の楽しさ>があると感じています。対象となる音楽家がどんな道程を経てきたのか、それまでどんなアルバムを作ってきたのかを知ることで、作品の奥深い世界に触れることが出来ます。

ワールドスタンダードの新作『エデン』のCDリリース日と、これまでの全アルバムの配信解禁日を同じにしたのもその理由です。繰り返しになりますが、より音楽の中身を知ってほしいのです。つまり、「ワールドスタンダードはいかにして今の音楽に辿り着いたのか?」ということです。配信された今までの音楽、まずはCDのみ発売される新作の音楽、同時に聴いてみてほしい。過去と現在そして未来をも《ひとつ》となるはずです。

楽曲数が多いのですが、ぜひ、それぞれのプレイリストを作って、ご家族やご友人と共有してください。

– 鈴木惣一朗
 a.k.a. WORLD STANDARD

2021.11.27 12:45

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