【NEWS】taniguchi beerによるソロプロジェクト YOLVE 新曲「夏は終わる」配信開始 & MV公開
大阪を中心に活動しているtaniguchi beerによるソロプロジェクト YOLVEは29日、新曲「夏は終わる」の配信を開始した。
アシッドフォークやソフトロックといった音楽を継承しつつ、現代のポップスとのクロスオーバーから織りなす音を奏でるYOLVE。
今作「夏は終わる」は、季節の終わりになぞらえて日々の物事の移り変わりをドラマチックに表現した作品となっている。
これまでと同様、宅録スタイルで制作された今作はローファイな音像の中で夏の終わりを淡く切なく歌っている。
また、ゲスト・ミュージシャンにはAnd Summer Clubでも活躍するベーシスト、ミウラ”CHAR”ケンタロウを迎えて制作された。
配信と同時にMVも公開されている。
「夏は終わる」
/ YOLVE
2021年9/29リリース
フォーマット:デジタル配信
レーベル:FunLandRyCreation
カタログNo.:FLR-0041
【YOLVE本人によるコメント】
“Summer never ends”
毎夏、季節の終わり頃にそんな言葉を耳(もしくは目)にすることが多い。
誰が最初に言い出したのかわからないが、直接的な言葉の意味を超えて「俺たちの夏はまだ終わってないぜ!」的な意味で使われているのだろうし、私はそう思って使っている。
夏が好きである。
その年に初めてつける初夏のクーラーの匂いも、いつまでも外にいられるような夜の生温かさも、終わりそうで終わらない夕焼けも最高に好きだ。
毎年晩夏にはそんな日々が名残惜しくなり、「夏が終わって欲しくない」と人生で何度願っただろうか。
2021年、夏が来る前に友人が死んだ。
「もう一度会いたい」といくら駄々をこねても彼にはもう会えない。
自分にまだ出来ることは何だろうと考えた。
大それたことでも、難しいことでもなく、その終わりを、ただただ受け入れることなのかもしれないと思った。
季節の移り変わりには誰も抗えない。
それでもやはり、夏の終わりにはいつも
“Summer never ends”
と言ってしまう自信しかない。
2021.9.29 16:00