【INTERVIEW】さとうもか
さとうもか。
現在ネットのdiggerたちをそのポップセンスと確立されたスタイルで魅了しているアーティストである。
私自身もどういうきっかけで彼女の音源にたどり着いたかははっきりと覚えていないが、ほぼ同時期にtwitter上で私を含む複数のdiggerたちが彼女の音源に声をあげはじめた事を覚えている。
それだけの存在感でありながら情報が少なく、当初岡山在住のソロで活動をしている方らしいという情報しか手元になかった。
そんな折、彼女が5/27に下北沢のmona recordsでライブを行うという話が耳に入ったため有給をもぎとり彼女のライブを見に行くとsoundcloudの音源からただよう世界観をそのままに、しかし想像していた以上に「さとうもか」という個性をまとったアーティストが存在しており、彼女の音源に惹かれたdiggerたちのアンテナの正しさを裏付けていた。
ライブ後に色々とお話をさせていただいたが、話をしていくうちに次から次へと質問が浮かびとても短い時間では全てを消化できないと思いその場でインタビューのオファーを申し込んでみた。
自分で曲を作れば、自分好みな曲が作れるんじゃないかな?と思ったので やってみようと思いました。
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ーまずは自己紹介をお願いいたします。
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さとうもか(以下「さとう」):さとうもかです。もうすぐ21歳になります。よろしくお願いします。
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ー「さとうもか」というお名前は本名ですか?ステージネームだとしたら由来を伺ってもよろしいでしょうか?
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さとう:ステージネームです。由来は小学校の頃に大きくなったらバンドをしようと思っていて、その時考えていたバンド名が「モカ・レモン」だったので、もかはそこから。さとうは本名からとりま した。
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ー音楽活動を始めたのはいつ頃でしょうか。
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さとう:初めて1人でギターを弾きながら歌ったのは高校3年生です!それまではバンドやユニットなどをしていました。
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ーそのバンドやユニットでは、それぞれどのような方向性の音楽をやっていましたか?
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さとう:バンドの時は、特に決めていなかったのですが、女の子っぽいロック系で、ユニットではネオアコースティック系です。
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ー作曲を始められたきっかけはどのようなものでしたか。
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さとう:自分で曲を作れば、自分好みな曲が作れるんじゃないかな?と思ったので やってみようと思いました。
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ーmona recordsでのライブ拝見しました。ガットギターの音の 響きが印象的でしたが、以前からガットギ ターを使用されているんですか?
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さとう:2年前くらいから使っています。たまたま、友達が楽器屋さんへ行くのについて行ったのですが、気づいたらなぜか私がギターを買っていました。優しい音がお気に入りです!
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ーネックを立てて持つ スタイルが印象的でしたが、どのような環境でギターを覚えたのですか?
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さとう:まわりにギターを弾いてる人がいなかったので独学です。コードはほぼ読めないので、押さえてみて合う音を弾いていたら、ボサノバっぽいと言われるようになりました。ネックを立てているのは、多分弾きやすいからだと思います。(言われるまであまり意識したことありませんでした。笑)
今作は私の書いてた日記帳のようなものになっていると思います。
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ー今回の『velvet teens』では、ベース、パーカッション等のメンバーが参加されていますが、前作と比べて制作上どんな所が異なりましたか?
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さとう:前作は私の中では美術の作品の展示会のようなものだと思っていて、今作は私の書いてた日記帳のようなものになっていると思います。色々な楽器の方に協力して頂き、1番予想外になって感動したのが、アルバムの1番に入って いる「ドラマチックじゃない」です。
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ー歌詞の物語性が非常に高いなと思いつついつ聴いていますが、どのようなところからインスピレーションを受けて作詞をされていますか?
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さとう:いつも歌詞を考える場所は、大体電車の中です。答えのないようなことをぐるぐる考えたり、過去の思い出を思い出すことが好きなので、そういう事や、何か忘れたくないと思う気持ちがあれば、なるべくメモをするようにしています。
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ー普段はどのような場所でライブを行っていますか?
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さとう:普段は、岡山のライブハウスやカフェが多いです。旅館やゲストハウスなどでも行なったことがあります。
ディズニー音楽にはとても影響をうけている気がします。
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ー過去にどのような音楽を聴いてきましたか?また、現在はどんな音楽 を聴くことが多いですか?
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さとう:小さい頃は、ディズニー音楽や両親の影響で Earth wind & fireやQUEENなどをよく聴いていました。中学生くらいからジャズやネオアコ系の歌をよく聴くようになり、高校の時はPredawn、YeYe、LOVE PSYCHEDELICO、チャットモンチー、荒井由実にハマっていました。短大に入ってから、ボサノバや、まわりの影響で 色んなジャンルの洋楽を聴くようになりました。現在は、INNOCENCE MISSIONというアーティストにハマっています。
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ーさとうさんの曲には少しフレンチポップ的な要素を感じますが、ご自身の音楽的なルーツはどの辺りだと思われますか
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さとう:ディズニー音楽にはとても影響をうけている気がします。
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ー音楽以外のプライベートな時間で一番時間を費やしているものはなんですか?
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さとう:寝ることだと思います。いつも眠そうだとよく言われるので、顔に出ないよう気をつけたいです。(笑)
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ー目標となるミュージシャンや、今後音源制作・ライブなどで関りたい と思うミュージシャンはいますか?
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さとう:INNOCENCE MISSIONの カレン・ペリスさんのように、優しいけど存在感のある、誰にも真似できないような歌を歌えるアーティストになりたいです。
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ー今後の目標などがあればお願いいたします。
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さとう:ギター、上手くなりたいです。
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ー本日はありがとうございました。
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さとう:ありがとうございました。
現在彼女の音源はsoundcloudのアカウント(@satomoka)と、既発のEP『ZZZ』、mona recordsのライブから販売をはじめた2nd EP『Velvet teens』で聴くことができる。
最新のEPである『Velvet teens』にはsoundcloudにアップされている「Girl of 31!」「左耳のネコ」も収録されているが、収録されている音源はCD-R用にカネノブミツル、せるか他のゲストミュージシャンを招いて新たにレコーディングされているためネット上で聴ける音源とは違った仕上がりとなっている。
手元において聴き比べてみるのも面白いと思う。
こちらは現在ライブ会場の他、下北沢のmona records(http://www.mona-records.com/shop/item/velvet_teens.php)、HOLIDAY! RECORDS(http://holiday2014.thebase.in/items/1621685)で購入が可能。
※追記 2015年6月20現在、mona recordsでは『Velvet teens』は完売、再入荷待ちとのことです。
※再追記 2015年6月21現在、mona recordsで『Velvet teens』を再入荷しています。
『Velvet teens』/ さとうもか
フォーマット:CD-R
価格:¥500
【Track List】
1. ドラマチックじゃない
2. Girl of 31!
3. 誕生
4. Bittersweet Memory
5.左耳のネコ
インタビュー/テキスト sabadragon(@sabadragon)
2015.6.20 12:00
カテゴリ:INTERVIEW タグ:JAPAN, さとうもか
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