【REVIEW】 PORTALS / WATERCOLOURS

PORTALS

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sabadragon
PORTALS / WATERCOLOURS ブログ始めたての頃に彼らの音源に気合いを注入されたWatercoloursが2年ぶりに音源リリース。 http://t.co/9JSlDdwP5p #bandcamp_d



ニュージーランド・Aucklandのchelsea jade metcalf。

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このブログを昔から読んでくれている人ってどれだけいるか知らないけれど、もしそういう人がいたら「Watercolours」の名前には聞き覚えがあるかもしれない。
なぜなら何かにつけて名前挙げて大騒ぎしてるから。

このブログを始めた当初の自問自答している時期にWatercoloursの「UNDER」ってシングルと出会い、それまで懐疑的だったこのブログの意味合いみたいなものがくっきりしてきた訳ですよ。
このクオリティの音源なら100人に聴かせる事ができれば10人位は反応するだろ!って確信がこの音源を見つけた時にはあったし、ニュージーランドという日本にいるといまいち情報が入ってこないところでこんな凄い音源が作られてるって事は凄く刺激的だった。

そんなWatercolours初のEPとなる今作。
収録してる曲は前述のシングルに入っていたUNDERやその後にリリースされてるPAZZIDAに未リリースの音源を加えた6曲。

全体的に非常に優秀なdream popではあるがノイズやエフェクトを過度に使わず印象的なリズムやボーカルの間に潜む空間、ハーモニー等を堪能する事ができる。
トラック3「Danger Ocean」のコーラスやトラック5の「Kyoto Train」の構内放送のサンプリング(chelseaが2012年に来日したときのものらしい)等、細かく聴いていくと面白いポイントが多い。

以前調べた時はあまりにとっかかりが無さ過ぎて謎を謎のままにしてしまったのだが、Watercolours=chelsea jade metcalfという人がどんな人なのか。
実は彼女はTeacupsという3ピースのaccostick folkをやっていた。



「chelseaとElizabethがベジタリアンディナーに必要なお金を稼ぐ為に始めた」というよくわからない説明がついているバンドだが、アコースティックギターの素朴な響きと美しいコーラスが印象的な良音源。
そしてこの音源を聴いているとWatercoloursはこのバンドと音楽的な原点を共有しているなと思う。
出力の仕方がfolk popかdream popかという違いか。

また、Watercoloursとして、2012年にはVodafone New Zealand Music AwardsでCritics’ Choice Prizeを受賞している。

2014.2.3 21:38

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