【NEWS】ユメノマ 15名のゲストが参加したミニアルバム『yumenoma for sale』3/19リリース

中島しんや(ex.warsaw)によるソロプロジェクト ユメノマは、ミニアルバム『yumenoma for sale』をリリースする事をアナウンスした。

5曲を収録した今作はmayumi(Chelsea Terrace / GrayNightly)、chika(Nyarons)、長谷川尚子(寂しがり屋なピアニシモ / ミナワ)、Smany(vvhy)、まつもと尚こ,ヤマダサヲリ、小島ケイタニーラブ(ANIMA)、こたにな々、上の森シハ、茉優、金田愛里、Hanon、斉藤洋樹、坂下奈美、木曜日という15名のゲストが参加した作品。

3/19にbandcampでデジタル配信が行われるほか、フリー配布のCDが初回限定盤として用意されている。
CDはアンダースコアレコーズで予約が開始されるほか、20日からヴィレッジ・ヴァンガード新宿店、DISQUES BLUE-VERY、喫茶ネグラ、only free paperにて配布が行われる予定。

また、現在SoundCloudにてトレーラーが公開されている他、Instagramでは1週間限定でジャケットとポエム11作品が公開されている。



『yumenoma for sale』
/ ユメノマ
2020年3/19リリース
フォーマット:CD/デジタル配信
【Track List】
1.モーニング フェイズ - morning phase –
2.インスタント ゼロ イン ザ ユニバース - instant 0 in the universe –
3.ヴェスパタイン - vespatine –
4.ザ ブルース アー スティル ブルー - the blues are still blue –
5.ファンタズマ - fantasma –
トレーラー
切り絵・アートワーク


輪郭というのは本当は存在しないという。
存在しないものを見ているというのは本当はとても不思議なことだ。
この小さな作品集には輪郭音がある。それは本当は存在しないはずなのに。

全ての曲で、一つひとつの音がとても慎重に音域配置されている。限りなく残像を排除したノンレガートな音は濁ることなく静かなレイヤーを紡いでいる。
短い単語が綴られる歌そのものも例外ではない。
そのために音の強弱や微かな揺らぎがとても効果的に響く。全ての曲で。

冒頭のmorning phaseは言葉とシンクロするシンプルな波形のオルガン、テンポチェンジ、鮮やかで一瞬の転調。
instant 0 in the universeは、morning phaseの音色バランスを保ったままイントロが始まるがグロッケンに誘われる切り替わりが美しい。
プログレッシブな和声とグロッケンの誘いは続くvespatineにも引き継がれるが、美しいベースライン、終始ゆらぎ楽曲を支えるオルガン、そしてディミニッシュをフックにした構造が本作中もっとも音像を深く響かせる。
the blues are still blueは、前曲を解決に導く包容感溢れる楽曲だ。そして最後にfantasmaは、ここまでに登場したあらゆるアプローチが小さく凝縮されている。
転調しながら下降するコード、ささやかなコーラス、輪郭線を描くサウンド。
本当は見えないはずの輪郭が見えてくる。そして目を閉じる。
おやすみなさい。

15min records / Like This Parade ミサワマサノリ

2020.3.12 22:00

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