【NEWS】Maika Loubté アルバム『House of Holy Banana』配信開始 Maika Loubtéが到達した、電子音楽のシン・スタンダード

Maika Loubtéのアルバム『House of Holy Banana』が4/1に配信を開始した。
今作は儚い日常をSF的な視点で捉えた近未来ポップサウンドが特徴の作品。
この作品には、1つのマクロな問いが根底に流れている。
「家(House)」という極めてパーソナルな聖域と、「バナナはヒトの遺伝子と50%以上一致する」というシュールな俗説を元に、生きることへの根源的な肯定を描き出す。
バカバカしくも愛おしい「バナナ≒ヒト」説を起点に、現代社会が失いかけている「許し」を再構築する試みである。
「なにせ私たちは半分バナナなのだから、うまく生きられないことがあって当然だ」という超俯瞰的な気づきを得て、マイカは目の前の景色の解像度が変わって見えたという。
舞台となるのは、最小の社会単位であり、個人の聖域でもある「家」。
そこは安らぎの場所であると同時に、”金魚鉢”のように逃げ場のない世界でもある。Maikaは、自身のルーツや家族関係、そして25年ぶりの友人との再会といった極めてパーソナルな記憶の断片を、最新鋭のエレクトロニックミュージックへと昇華させた。
アルバムの象徴としてリードを飾る「Kumo-no-ito」は、本作の核心を突く意欲作。
芥川龍之介の『蜘蛛の糸』に着想を得たこの楽曲は、ドリームポップの幻想性と、IDMの緻密なビートが「平和な日常の危うさ」を浮き彫りにしていく。
地獄に垂らされた蜘蛛の糸のように、私たちの幸福が微かなバランスで保たれているという死生観は、アルバムが描くテーマをより深く、鋭く問いかける。
サウンドにおいては、ベースレスな音像で都市の焦燥を描くフューチャーガラージ、剥き出しのアシッドトランス、空間を制するアンビエント、そしてノスタルジックなドリームポップなど多岐にわたるアプローチを見せながらも、一貫しているのは「冷たさの中にある確かな体温」である。
鋭利なシンセと、祈りのようなクワイヤ。感情を削ぎ落としたボーカルと、温かな日本語の響き。
そこには、生きることの“限りある美しさ”と、“それでも続いていく時間”への冷静なまなざしが宿っている。
客演にbutaji、Marty Holoubek、そしてマスタリングに長年の盟友であるサウンドデザイナーのSountriveといった強固なクリエイター陣を迎え、実験的な試みとポップソングとしての強度が、矛盾することなく1つの作品として成立した。
本作に漂うのは、抗うことのできない時間の流れに対する静かな受容と、不完全なまま共生しようとする生命への全肯定である。
本作のアートワークおよびシングルカットに至るまでのビジュアル・ディレクションは、デザイナー・nyoroが全編を通して担当。
Maika Loubtéの描く音世界と共振する、シュールで神秘的なヴィジュアル群が、本作のもうひとつの“物語”を形づくっている。
![]()
『House of Holy Banana』
/ Maika Loubté
2026年4/1リリース
フォーマット:デジタル配信
レーベル:WATER RECORDS
【Track List】
01. Vital
02. Super Producer
03. Kumo-no-ito
04. Kingyo-bachi
05. 鋼の騎士
06. 聖なるバナナが住んでる家
07. 2089
08. 心象volcano
09. In This House
10. Moshi Moshi feat. butaji
11. Banana Prologue
マルチリンク
Amazon Music Unlimited
▶︎ 30日間無料体験はこちら
2026.4.1 21:00
カテゴリ:NEWS タグ:JAPAN, maika loubté

">
">
">
" >















