【NEWS】hhvm 海と街のあいだにある“水際”をモチーフとしたニュー・アルバム『波と身体のあいだで待ってる』配信開始

hhvmアーティストイメージ

沖縄本島を中心に活動するアーティストhhvmは27日、ニュー・アルバム『波と身体のあいだで待ってる』の配信を開始した。

本作のモチーフになっているのは、海と街のあいだにある“水際”。
護岸や防波堤に打ち寄せる波、水の流れ、風や鳥の声、遠くの工事音、そうした水辺のフィールドレコーディングを“気配”として散りばめ、その上をフリー寄りのモダンジャズ、ドローン、ヘビーサイケが横断してゆく。

ドラムとベースを軸に自由度の高いアンサンブルが展開するフリー寄りのモダンジャズ曲では、波音や環境ノイズがリズムの隙間に入り込み、セッションの一部として呼吸するように扱われている。
持続音を中心にしたドローン曲では、潮位の変化のように音の厚みや倍音が少しずつ揺らぎ、聴き手の身体感覚をゆっくりとずらして行く。
ヘビーサイケな曲では、低音のリフやフィードバックが、防波堤のコンクリートに反響する残響のような密度で押し寄せる。

タイトルにある「波と身体のあいだ」は、風景の中に立ち尽くしたとき、身体の輪郭が少しだけほどけていく感覚を指しているとのこと。

ジャズ的な即興性、ノイズ/ドローンの持続、ヘビーなギターの質量と、水辺のフィールドレコーディングを同じ平面に並べることで、「どこか遠い場所」ではなく、いま立っている場所そのものを、別のかたちで聴き直すことを目指した作品であるとhhvmは語っている。

配信プラットフォームはBandcamp。

『波と身体のあいだで待ってる』hhvmアートワーク
『波と身体のあいだで待ってる』
/ hhvm
2025年11/27リリース
フォーマット:デジタル配信
【Track List】
01.透けない身体
02.感潮区間
03.一人と一人の部屋
04.染む
05.髪をやさしく握れるように
06.かさなる
07.どこかでないここで
08.ここは防波堤
09.空だけがうるさい町
10.波と身体のあいだで待ってる
Bandcamp


2025.11.27 12:00

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