【NEWS】Pot-pourri ニューアルバム『Eraser, Pencil』リリース決定 実験的ながら親しみやすい空気感を持ったアルバム
Pot-pourriによるニューアルバム『Eraser, Pencil』が2/5にリリース決定。
“アブストラクト・ポストパンク”を標榜し、普通のロック・バンドの編成とは異なるアンサンブルにて、メロディアスながらもカッティング・エッジなオリジナル・サウンドを追求してきたPot-pourri。
2022年5月に発表された2ndアルバム『Diary』以来となる今作は、前作からさらに開けて、様々な離別を切なくも軽やかに歌う、インディ・ポップからプログレッシブ・パンク、マシン・ファンクからギター・アンビエントに至るバラエティ溢れる楽曲を収録したPot-pourri流ポップ・アルバムとなっている。
前作以来精力的に展開してきたライブの成果がつぎ込まれた、バンドらしい空気が多くの曲に存在している。
また、以前より交流があるLanesの田村悠二、2023年にSawawoと液晶がPot-pourri [SNR]として共演した滝沢朋恵、2024年に共演したCatastrophe Balletのギタリストを務め背前逆族・天使乃聲(Pot-pourriのシバサキも参加するJA Seazerのカバー・バンド)ILL BONE等でも活躍する浮乃、オルタナティブ・ロック・バンドPSP Socialといった、現在のインディ・シーンの熱気を伝える多様なゲストが参加している。
多様な曲が収められているものの、全体的にはSawawoが影響を受けてきたmid ’80s的なUKニュー・ウェーブから、StereolabやTortoiseといったJohn McEntireワークスのポスト・ロックに受け継がれたような、実験的ながら親しみやすい空気感の作品となっている。
またUKニュー・ウェーブに連なるバンドとしてのL’Arc~en~Cielやスピッツ、ART-SCHOOL、For Tracy Hydeとも通じるポップ感や、The Sea and CakeやLCD SoundsystemにあるDavid Bowie的要素のような、インディ・ロック的に表れたグラマラスなセンスも根底に存在している。
前作に続いて全曲を担当するRyo Nagaiのミキシングはさらにドラスティックに各曲を生かすようなものになった。
FenneszやRafael Toralとも通じるようなギターのエディットによる表現だったり、彼の幼少期からのルーツであるThe Orbのようなアンビエント・テクノを引き継ぐテクスチャー作り、ダビーなローエンドの処理といった音響表現は、多種多様な収録曲それぞれの個性を伸ばしている。
マスタリングも前作に続いてROVOの益子樹が担当しており、微に入り細を穿ったアレンジ・ミックスによる空気感を前作以上に高めている。
アートワークとデザインも前作『Diary』に引き続き、建築漫画家として活躍する芦藻彬が担当し、Pot-pourriの音楽を立体物のCD装丁を含めたビジュアルで表現している。
『Eraser, Pencil』
/ Pot-pourri
2025年2/5リリース
フォーマット:CD/デジタル配信
カタログNo.:UNKNOWNMIX 55 / HEADZ 266
【Track List】
01. Eraser, Pencil: Eraser
02. Dressed in Black (Maximum Mix)
03. X
04. Paradis
05. Mimei No Uta
06. Suidream
07. Setting Sun
08. Eraser, Pencil: Pencil
09. Y (Le Printemps encore Mix)
10. Over (and Over)
レーベルリリースページ
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【クレジット】
Sawawo: Vocals (2-7, 9, 10), Acoustic Guitar (1-10), Field Recordings (1, 3, 8), Glockenspiel (5), Percussion (6), Hand Claps (9), Keyboards (10)
Ryo Nagai: Programming (1-10), Synthesizer (2-7, 10), Sampler (1-4, 6-9), Guitar Effects (1-3, 5-7, 9, 10), Percussion (6), Drum Machine (7), Voice (2)
Shibasaki: Bass (2, 4, 5, 8-10), Tenshi No Koe Percussion (6), Hand Claps (9)
Taro: Drums (2, 4, 6, 9, 10), Percussion (6, 10)
Tomoe Takizawa: Sampled Chorus (1), Chorus (5)
Haruku Tamura (PSP Social): Chorus (2)
Yudai Seishi (PSP Social): Chorus (2)
Abara (PSP Social): Chorus (2)
ukino: 12-String Acoustic Guitar (6)
Yuji Tamura (Lanes): Electric Guitar (9), Hand Claps (9)
All songs written by Sawawo, arranged by Pot-pourri
Recorded
by Yuji Tamura (1, 2, 4-10)
by Daiki Iimura (2, 4, 6, 10)
by Yamini (Sidecar Records) (2, 5, 6)
by Sawawo (1-10)
by Shibasaki (10)
Mixed by Ryo Nagai
Mastered by Tatsuki Masuko at Float
Artwork & Design: Akira Ashimo
Logo Design: Manabu Kon
2025.1.9 18:00
カテゴリ:NEWS タグ:ill bone, JAPAN, lanes, post punk, pot-pourri, psp social, sawawo, 浮乃, 液晶, 滝沢朋恵, 田村悠二