【NEWS】佐藤あんこ 1stアルバム『4から3へ』をKAOMOZIよりリリース ありそうでなかった「全曲3拍子ポップス」のアルバム feat.で姫乃たまが参加

佐藤あんこアー写

佐藤あんこによる1stアルバム『4から3へ』が本日25日にKAOMOZIよりリリースされた。

文筆家としても活動するミュージシャン 佐藤あんこ。

今作は「全曲3拍子ポップス」で構成された1stアルバム。
ポップミュージックの文脈で聴かされる3拍子というものは、往々にして4拍子というメインディシュの端に置かれた「付け合わせ」の野菜である。
幼少からの食事習慣により、3拍子とは”バラード”であり、”ブルース”であり、”リラックス”であり、何よりも”ワルツ”であるという認識が植え付けられる。
それは「決まり切った定番料理」であり、もっと味の濃い料理を望む人ほど「変拍子」というエスニックに手を伸ばす。
よって3拍子の可能性を信じたり、その拡張性にかけてみようなどと考える者は、これまでも一部の変わり者を除いて存在しなかった。

佐藤あんこが初の音源集となる本作で試みるのは、こうした3拍子に対する認識のアップデートであり、ゲームチェンジである。
もともと4拍子だった楽曲を強引に3拍子にコンバートする手法で制作された本作は、『4から3へ』というアルバム・タイトルのとおり、われわれを3拍子の新たな地平へいざなう。

もっとも、南米ベネズエラの「踊れる3拍子」音楽であるガイタ(Gaita Zuliana)との偶然の出会いがなければ、本作は生まれなかったと佐藤は言う。
ガイタのエッセンスを吸収しつつも、単なる「文化の盗用」ではない独自の音楽を生み出すことは容易ではなく、本作の制作には中断期間を含め4年を費やした。
しかしながら、1991年生まれの佐藤にとって、「33歳」となる2024年に本作がリリースされることは、きっと偶然以上の意味を持つに違いない。
アルバムのラストを飾る楽曲「光陰計器」には、佐藤が以前楽曲提供した縁から、姫乃たまがゲスト歌唱で参加している。

また、本日25日の20:00にはリードトラック「BLOOM」のMVがKAOMOZI公式YouTubeから公開される。
監督はこれまでに八十八ヶ所巡礼、クリープハイプ、cinema staffなどの作品を手掛けた丸山太郎が担当。ポップで軽快な楽曲に合わせてカメラやCGが縦横無尽に動き回り、ニューウェイブとJ-Popを横断するような映像に仕上がった。

佐藤あんこアートワーク
『4から3へ』/ 佐藤あんこ
2024年9/25リリース
フォーマット:CD/デジタル配信
レーベル:KAOMOZI
【Track List】
01. BLOOM
02. ブランダン
03. 花火
04. あの国
05. ガーデンロケット・ワードサラダ・ランチ
06. unhappy together
07. 叡智ttp://wisdom×3
08. 光陰計器(feat.姫乃たま)
販売リンク
Amazon

【店舗特典情報】
・タワーレコード:「アルバム収録曲が3拍子にコンバートされる前の4拍子Ver. デモCD-R①」
 収録曲:1. 叡智ttp://wisdom×3 2. BLOOM
・ディスクユニオン:「アルバム収録曲が3拍子にコンバートされる前の4拍子Ver. デモCD-R②」
 収録曲:1. BLOOM 2. ブランダン
・KAOMOZI公式通販/ライブ会場:『ミュー◯ック・マガ◯ン ベスト・ソング 2023 ガイタ[ベネズエラ]』ペーパー









TACHISM vol.6フライヤー
KAOMOZI presents
『TACHISM vol.6』
2024年9/30(月) 下北沢SPREAD
release LIVE:佐藤あんこ
LIVE:零進法 / 宮沢らも / Soft Legato (映像出演)
DJ:EPOCALC / John Tremendous / 歯垢太郎
Open 18:00(close 23:00)
Adv. ¥2,500 / Door ¥3,000(+1d)
学生前売 ¥2,000(+1d)
事前予約フォーム
※マスクの着用は個人のご判断となります


【推薦コメント】
あんこくんの1stアルバムが出る、と連絡があって驚きました。それもただの1stアルバムじゃなく、全曲3拍子というではないですか!「(いわゆる)ワルツのアルバムなのか」と思ったのだけど、どうやらそれも違ったようです。古き良きプログレッシブ・ポップの現在系として最高にマニアックでありながら最高にキュート!!さすがの仕上がりです!!完成おめでとうございます!!
– 澤部渡(スカート)

螺旋を描くようにして前へ前へと進み続ける「4」の世界から、進み、淀み、溜め、跳ね上がり、多彩なグルーブが折り重なり続ける豊かな「3」の世界へ。タイトルが語るとおりのシンプルなアイデアが、ひとりのアーティストにとってどれだけ豊かな挑戦と可能性の領域を切り開くのかを示すドキュメントであると同時に、マジでヤバいくらい愉快なポップ・アルバム。奇しくも海の向こうでは五拍子の(架空の)新ジャンル「Hit Em」がバズった2024年の夏、三拍子の可能性を数年がかりで探求したこの快作が放たれるのも愉快。みんなで『4から3へ』を聴きながら、大笑いしたり踊ったり泣いたりしましょう。
– imdkm

思わず歌いたくなるポップな楽曲たち、歌ってみたら難しかった!
– 姫乃たま



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2024.9.25 12:00

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