【NEWS】Salvaged Tapes takaramahayaによるE.P.『play variations』をリリース

takaramahayaアー写

takaramahayaによるE.P.『play variations』が7/17にSalvaged Tapesよりリリース決定。

今作はSalvaged Tapesが2024年に掲げたテーマ「memento-mori」に沿ってリリースされる作品。

誰にも等しく、いずれ訪れるものとして捉えられてきた「死」。
takaramahayaは本作において、古来人類が「死」や精霊、あるいは神など交流するために用いた宗教儀礼やシャーマニズムから着想を得て、トランスの没入的実践を試みている。
自ら皮を貼り製作したドラムは、楽器の独自性もさることながら、長い歴史を通じて人類が試みてきた方法を再現する試みとも言える。
また、オルガンにいたってはトランス状態にある精神そのものかのような、深い瞑想と思索を表しているようにも思える。

7インチ・レコードとしてリリースされた本作は、限りなく即興に近い形で演奏され、収録されたという。
収録可能分数のみを頼りに、実際の演奏では時計を使用せず、体感上の時間で演奏を繰り返して録音されていまる。

そして本作は、あえてレコードの回転数を指定していない。
これは人が音楽を聴くときの時間感覚の伸縮は、その都度異なるものであるはずだからという考えに基づいている。

デジタルリリースでは、カッティングにより製造されたレコードから再度33回転と45回転で録音をした2つのバージョンが存在。
それらは象徴的な記号に他ならず、その間に、あるいはその範囲以外にも選択されうる時間がある。

本作では時間芸術である音楽が、回転数を伴うレコードという媒体に物質化されることで、ある種厳しく制限されてる再生時間、テンポ、音階から解放されたかのように映るかもしれない。
しかし流れている音から聞き手自らがそれらを捉え解釈する行為は、無限から有限を定義することに他ならず、少なからず「死」を再認識、あるいは身近に感じさせる方法として機能している。

「play variations」takaramahayaアートワーク「play variations」takaramahayaアートワーク
「play variations」
/ takaramahaya
2024年7/17リリース
フォーマット:7インチアナログ/デジタル配信
レーベル:Salvaged Tapes
カタログNo.:SVTP-011

【Track list】
・7inch vinyl
01. organ variations
02. play variations
・Digital
play variations [organ]
01. organ variations – fast
02. organ variations – slow
play variations [drum]
01. drum variations – fast
02. drum variations – slow
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ディスクユニオン

【クレジット】
Recorded & Mixed by : 上田大輔
Mastered by : 風間萌
Designed by: takaramahaya
Cutting engineer : 仙名博志(Meguru Records cutting service)


2024.6.17 12:00

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