【NEWS】ポニーのヒサミツ アルバム『ほうむめいど・かうぼうい』LP化決定 5/29に雷音レコードよりリリース
ポニーのヒサミツによる5thアルバム『ほうむめいど・かうぼうい』のLPが5/29に雷音レコードよりリリース決定。
2023年配信でリリースされ、音楽マニアの注目の的となったポニーのヒサミツの5thアルバム『ほうむめいど・かうぼうい』。
LP化にあたり1曲追加、全曲に新ミックス、新マスタリングが施された。
リリースはジャケット・イラストを手がけた本秀康主催の雷音レコードから。
雷音レコードと縁の深いkiss the gamblerや中川理沙がゲストボーカルで参加。
16ページ歌詞ブックレット封入の決定版として待望のフィジカル・リリースとなる
『ほうむめいど・かうぼうい』
/ ポニーのヒサミツ
2024年5/29リリース(LP)
フォーマット:LP
レーベル:雷音レコード
カタログNo.:RHION-LP5
【Track List】
side-A:
1.さよなら感染対策
2.うらめしや
3.カントリー・ソング #1
4.馬鹿ぼんど
5.自家製牛男(Instrumental)
6.グッド・バイ
side-B:
1.どこへいく?
2.短い御休み
3.日和見日和(Instrumental)
4.鬼を起こすな!
5.海辺の街から
6.それでも、僕は
【本秀康(雷音レコード)のコメント】
雷音レコードから7inchが2枚も出ているので、僕がポニーのヒサミツを大好きなことは皆さんもご存知のはず。そんな僕が驚くほど『ほうむめいど・かうぼうい』はポニーのヒサミツ史上、突出した名盤なのです…と言っても配信リリースだったので、正確には名”盤”ではないのですが。ジャケット・イラストを渡す際、ポニーくんに「”盤”で聴きたいから、いつかLPにしてください」とお願いしました。そして先日、ポニーくんから「自主制作でLP化することになったのでイラストを再使用してもいいですか?」と連絡があったのです。話をするうち『ほうむめいど・かうぼうい』を自分の思う最高のレコードにディレクションしたい気持ちが湧き上がり「いっそ雷音レコードから出しませんか?」と持ちかけ、今回のLPリリースとなりました。
『ほうむめいど・かうぼうい』は、はっぴいえんどへの憧れを起点に曲作りをスタート、制作途中にポニーくんにスワンプ・ロックのブームが訪れるという経緯があり、それらの影響がダイレクトに反映されたアルバムです。従来のポニーのヒサミツより圧倒的にサウンドが骨太い。カントリー趣味が前面に出ているのもいい。この辺りを強化するべく、カントリー・ロックのインストを追加しました。可能な限り低音の効いたレコードにするため、それを見据えた新たなミックスをポニーくんに作ってもらいました。何度もマスタリングとカッティングで調整し、ついに満足のいく音圧のテスト盤が仕上がりました。プレスすればビニールの柔らかさが加わって、更に目指した音に近づくことでしょう。
アートワークにも凝りました。デザインははっぴいえんどや細野晴臣さん、大滝詠一さんを手掛ける岡田崇さん。ジャケット・イラストにも大幅加筆を施し、サウンドの力強さをビジュアルで表現しなおしました。ちょっと贅沢に16ページの歌詞ブックレットを封入します。
サウンドも装丁も、「あの感じだ!」とわかっていただけるレコードになることでしょう。大名盤、間違いなしです。どうぞお楽しみに!
【ポニーのヒサミツのコメント(2023年配信リリース時)】
今回のアルバムは、前作『Portable Exotica』をリリースし、それを以て趣味趣味3部作として前からやりたかった3ジャンル(カントリー、Paul McCartney、エキゾチカ)をテーマとしたアルバムを出し終え、そろそろ活動も10周年、次は何をしようか、と考えるところから始まり、その中でまず思いついたのが、あえてこれまでは避けていた、自分の音楽人生にとって根本とも言えるはっぴいえんど『風街ろまん』や細野晴臣 『HOSONO HOUSE』を意識して楽曲を作ってみようということであり、そこがアルバムづくりのスタートとなりました。(そのころできた楽曲が「うらめしや」「グッド・バイ」「どこへいく?」など)
その後、アルバムにも参加してもらっている Spoonful of LovinのメンバーとのLINEで、70’sロック、カントリー の名盤を聴いては報告しあっているうちに自身の中で空前のスワンプ・ロックブームが到来し、それらに大いに影響を受けた結果、当初のはっぴいえんど・ホソノハウスからは少し遠ざかりつつも、昔から好きな、そして今自分が好きな音楽が詰まった、自身にとって集大成とも言えるようなアルバムができたと思います。
『ほうむめいど・かうぼうい』とは、前作で築いた手法と同じく参加メンバー(サボテン楽団、谷口雄、渡瀬賢 吾、大塚智之、增村和彦、芦田勇人、高橋三太、kiss the gambler、中川理沙)のそれぞれの自宅での録音 データを送付してもらいそれをミックスする形で制作していることや、アメリカ的な音楽(カントリーやスワンプ)に憧れながらも自分はほとんど日本から出たこともなく、英語もうまく話せはしない結果自分がそういう音楽を作ると本格というよりかはあまりに自家製っぽい仕上がりになってしまうことの皮肉も込めて、まさしくこのアルバムひいては自分そのものをうまく表しているのではないか、とつけたタイトルとなります。 アルバムジャケットには、自身も2枚の7インチシングルをリリースしていただいた雷音レコードの本秀康先生 に依頼し、タイトルと世界観を表した、素晴らしいイラストを仕上げていただきました。 自家製カウボーイの珍道中、楽しんでいただけたら幸いです!
2024.3.26 18:00