【NEWS】アンニュイ・ホリデイ 仮谷せいらをfeat.に迎えたシングル「スウィートインスピレーション」配信開始
アンニュイ・ホリデイによる4thデジタル・シングル「スウィートインスピレーション」が16日より配信を開始した。
“ポップ”と“ラブ”を追求するユニット アンニュイ・ホリデイ。
2020年から続く集団的な息苦しさに、ポップカルチャーはどう治療していくかをテーマに制作された本作は、ボーカルに仮谷せいら、ベースにKlang Rulerのかとたくみ、ギターに杉村謙心をフィーチャーし、バンド最大規模となる大所帯でのレコーディングとなった。
メンバーが影響を受けた歌謡曲~平成初期J-POPの豊潤なサウンドを再現しつつ、いま鳴らすべき音に仕上がっている。
合わせてリリックは、捻くれながらも聴く人に希望を持たせるようなラストを迎える、アンニュイ・ホリデイなりの「応援歌」となった。
またアンニュイ・ホリデイはリリースに合わせて、新アーティストイメージも公開している。
『スウィートインスピレーション feat. 仮谷せいら』
/ アンニュイ・ホリデイ
2022年11/16リリース
フォーマット:デジタル配信
レーベル:FRIENDSHIP.
マルチリンク
【コメント】
ウクライナ侵攻もなかった。
ファスト映画もなかった。
となると、いささか陰謀論めいた文言が続きそうだが、スウィートインスピレーションを作った時は事実、そうだった。
別に預言者だとか予想家であることを誇示したいわけではない。
宅録での密室芸を磨いた我々は、煮詰まってしまったことを打開するために、楽器を持ち、街へ出た。ライブをするために。
つまり、半分開放で半分密室な空間とも呼べるライブハウスの現場で、時代の気分のようなものを肌に受けながらできたのが、このスウィートインスピレーションだった。
事件は現場で起きている、ではないがそんな気分を凝縮した結果、半笑いだった我々の顔は徐々に険しくなり、メタファーは事実になった。冒頭の2つをはじめとした歌詞の大半は、今の私たちからすると、あまりに生々しいものになってしまった。
一時は歌詞全面書き換えも致し方ないと、肩をぶん回しながら息巻いていたが、途中で気がついた。
ただ、生々しくて良いのだ、と。
生々しい世界に必要なのは、冷笑でもなくメタでもなく、生々しい音楽だけだ。
わかりにくいイタリアンを訳知り顔で咀嚼し尽くして、他者に食べやすい離乳食として変えてあげる必要なんかない。あなたはそのわかりにくさに戸惑いながら、ただひとり一拍遅れたダンスを不器用に踊っていればいい。他の誰よりも、とびきりの笑顔で。
2022.11.16 17:00
カテゴリ:NEWS タグ:JAPAN, アンニュイ・ホリデイ, 仮谷せいら
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