【NEWS】Kan Sano 1stアルバム『Fantastic Farewell』サブスクリプションを含む配信開始 全編リマスタリング & 未発表曲とTiMTによるリミックスを収録
Kan Sanoの1stアルバム『Fantastic Farewell』が本日22日より配信を開始した。
Tom Mischから直接ラブコールを受け、東京とソウルでのオープニングアクトを成功さたり、日本人で初めてイギリスの名門Decca Recordsからシングルをリリースする等、日本人音楽家としての存在を確立しているKan Sano。
本作はデビュー10周年を記念して、全曲リマスタリングを施した2021年バージョンとしてサブスクリプションでの配信を開始したもの。
さらに未収録曲2曲に加え、「Dream In (TiMT Remix)」が収録。
日本はもちろんアジア圏で人気のある新進気鋭のアーティストTiMTがLo-Fiリミックスで参加した楽曲は、Chillなシーンにマッチし、東京90’sを感じる1曲へと変貌している。
『Fantastic Farewell (2021 Remastered)』
/ Kan Sano
2021年12/22リリース
フォーマット:デジタル配信
レーベル:origami PRODUCTIONS
【Track List】
01. New World
02. Dream In
03. Blank in the Sky
04. Bless
05. Wes
06. Morning
07. Oops Hops feat. Repeat Pattern
08. In the Spiral Water
09. Worldwide Beauty
10. Sanctuary
11. Retro Polis
12. Music Overflow
13. Sketch of Love
14. Awake
15. Wild Flowers
16. Brilliant Corners
17. Breath
18. Eternal Sunshine
19. A Lady
20. Music in My Mind
21. Dream In (TiMT Remix)
配信URL一覧
【Kan Sanoによるコメント】
10年前に作った1stアルバムを再びデジタルリリースすることにしました。
過去の作品を聴かれるのはただただ恥ずかしい限りですが、Kan Sanoのはじまりの記録として、当時の時代の空気を味わえる記録として、これからもサブスクで聴けるように残しておきたいと思いました。
僕にとってはもう古い音楽ですがそれはこの10年間ずっと音楽を作り続けてきた証でもあり、
随分遠くまで来たのだなあと現在地との距離を改めて感じています。
今作を制作していた2010年〜2011年の1年間は人生でもっとも辛い時期でした。
リリースの前月には3.11がありました。
リリース直後に企画したライブのお客さんはたった1人でした。
デビューアルバムという言葉からイメージされる華やかさとは無縁のデビューでした。
「それまでの自分と決別して、新しいステージに進みたい。」
そんな意味を込めた「Fantastic Farewell」でした。
当時自分が抱えていた希望、不安、不満、そして音楽への情熱がここには純粋な形で今も生々しく残っています。後にも先にもこんなに追い詰められたアルバムはもう二度と作れないと思います。
リリース当時にSoundCloudとBandcampで発表した二曲も追加収録し、新たにTiMTさんのリミックスも収録しました。
当時今作を聴いてくれていた彼に時を経てリミックスしてもらえて本当に嬉しいです。
結果的になかなかのボリューム感になりました。たっぷりとお楽しみください!!
僕はさらに次に向かうことにします。
【TiMTによるコメント】
1stアルバム「Fantastic Farewell」10年の時を経て、リイシューおめでとうございます。
10年前、本作品はもちろんのこと、origami PRODUCTIONSが手掛けるCDを買い漁り、ライブに足繁く通っていた日々を思い出します。
その中でも特にこの作品からは、 凄まじい密度の音粒と自由自在にグリッドの境界を行き来するビートにとてつもない衝撃を受け、 それに触発されて私も音楽を作り始めました。
間違いなく私を音楽作家の道へと導いてくれた作品であり、 そんな作品に10年後、REMIXという形で参加させて頂けるとは思ってもおらず、とても光栄に思います。 人生、本当に何があるか分かりません。
ここまで狂気と美しさを孕んだビートミュージックは世界見渡してもないと思います。 ビートミュージック史に残る名盤、改めて沢山の方々に聴いて頂きたいです。
2021.12.22 12:00
カテゴリ:NEWS タグ:JAPAN, kan sano, TiMT
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