【NEWS】Ikuko Morozumiの楽曲に字幕翻訳システムを活用して制作した作品『Passiflora caerulea feat hugvilla & ともだち初号機』公開
Passiflora caerulea feat hugvilla & ともだち初号機 from Ken-ichi KAWAMURA on Vimeo.
『Passiflora caerulea feat hugvilla & ともだち初号機』がVimeoにて公開された。
今作はIkuko Morozumiによるアルバム『Fascination』収録曲「Passiflora caerulea (feat.hugvilla)」に、映像作家の川村健一が字幕翻訳システムを活用して制作したAIによるオーディオビジュアル作品。
今作に関して川村健一は以下のように解説している。
「不完全をアートする」
字幕翻訳システムを活用した、AIによるオーディオビジュアル作品をつくりました。
ビジュアルコンセプトは「不完全をアートする」です。
今回のチャレンジは、AIを活用して歌詞を文字に起こし、それを翻訳してビジュアライズするというものです。
技術的には、以下が行われています。
(1)声のみを抽出した音を日本語のテキストに変換
(2)変換したテキストを英語に翻訳
(1)の段階で、精度は良くて8,9割です。
(2)の過程で、されに精度が落ちます。
これでも、耳が聞こえない方にとっては、サウンドの世界観を知る手がかりになり、そこに価値があるのです。
時に人は、自らが接するものに完全をもとめることがあります。
でも、考えてみてください。
最初から綺麗に塗装された道など存在しません。
迷い、もがきながら、小さな歩みを続けることによって、結果として誰もが安心して歩める道が生まれます。
AIは、特定のケースでは高いパフォーマンスを発揮しますが、日常のすべてで万能かというと、残念ながらそうではありません。
不完全を受け入れ、さまざまな手法を組み合わせることで最大の効力を発揮するのが今のAIであり、この法則はAI意外の様々な事にも当てはまります。
本作品を通して「不完全をアートする」というメッセージを、皆さんに感じていただけると幸いです。
最後に、このコンセプトに協力してくれたステキな仲間達に感謝しています。
「Passiflora caerulea feat hugvilla & ともだち初号機」
2020年6/1公開
【クレジット】
Lyrics&Poetryreading : hugvilla
Sound: Ikuko Morozumi
Visual: Ken-ichi KAWAMURA
3D Characterともだち初号機
2020.6.2 12:00
カテゴリ:NEWS タグ:hugvilla, ikuko morozumi, JAPAN