【NEWS】ジャパニーズ・ソウル・ニュージック アラゲホンジ 3rdアルバム『はなつおと』リリース

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日本の民謡や伝統リズムとブラック・ミュージックの融合を図るジャパニーズ・ソウル・ミュージック、アラゲホンジは、3年ぶりのニューアルバム『はなつおと』を9/7にリリースした。
このアルバムは内田直之(LITTLE TEMPO &etc)、高橋健太郎がエンジニアを務めている。
現在soundcloudではアルバムのトレーラーが、YouTubeでは収録曲「でたらめ神楽」のMVが公開されている。

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『はなつおと』/ アラゲホンジ
2016年9/7リリース
フォーマット:CD
レーベル:GLOCAL RECORDS
カタログNo.:GLRE-CD05
価格:¥2,000(税抜)
【Track List】
1. 秋田大黒舞(秋田県民謡)
2. Echo
3. でたらめ神楽
4. 十万人の橋
5. このゆびとまれ
6. ハルカゼ
7. はなつ音
8. たま送り
9. 生保内節(秋田県民謡)






日本はおもしろい。この列島には素晴らしい歌があり、祭礼や伝統行事があり、リズムがある。近年そうした日本列島に息づくさまざまな文化を再評価する動きが盛んに行われており、音楽方面でもさまざまなアプローチが試みられているが、東北を中心とする各地の民謡や伝統リズムに取り組んできたグループ、アラゲホンジの活動もそうした潮流のひとつに数えられるかもしれない。だが、アラゲホンジは自身でまとっていた「お祭りロック・バンド」という衣装を脱ぎ捨て、階段三段飛ばしぐらいの勢いでネクストステップに到達してしまった。このニュー・アルバムにはこれまでの作品のように民謡や囃子のエッセンスも取り込まれているが、ここには同じようにジャズに対するプログレッシヴなアプローチがあり(数曲の音の質感にはフライング・ロータスが意識されていることは書いちゃってもいいのだろうか?)、摩天楼煌めくモダン・ファンク~アーバン・ソウルがあり、ニューウェイヴ・ファンクと神楽の融合があり、リーダーである齋藤真文のニューソウルへの愛情がある。誰も足を踏み入れたことのなかったプリミティヴ・ポップの地平を切り開く、極めて野心的なジャパニーズ・ソウル・ミュージック。心躍らせ、涙腺を刺激してやまない9曲の名曲が今、世界に放たれる。 – TEXT BY 大石始(ライター/エディター)

2016.9.8 10:54

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