【NEWS】Telex 再発シリーズ第1弾のベスト盤よりThe Beatlesカバー「Dear Prudence」の先行配信とMV公開 細野晴臣からのコメントも

シンセポップのパイオニア Telexの再発シリーズ第1弾として4/30にリリースされるベスト盤『ディス・イズ・テレックス』より、先行シングル第2弾としてThe Beatlesのカバー「Dear Prudence」が配信開始。MVも同時公開された。

1978年に発売されダンスフロア・クラシックとなった「Moskow Diskow」は、ハウスやテクノといったまだ誰にも想像されていなかったエレクトロニック・ミュージックへの布石となった。時代の先を行っていたこのトラックの評価は、時が経つにつれて高まってきており、同時代の他のエレクトロ・ポップが廃れていく中で、その評価はさらに高まっている。Telexはファニーなのと同時にシリアスなのである。

アルバム『ディス・イズ・テレックス』には、「Moskow Diskow」や「Euro-vision」といった代表曲、Sly & the Family StoneやSparksのカバー曲、未発表曲としてThe Beatlesの「Dear Prudence」とSonny&Cherの「The Beat Goes On」の2曲のカヴァー曲が、さらに日本盤ボーナス・トラックには「Moskow Diskow」と「Euro-vision」の英語ヴァージョンが収録される。

本作は、オリジナル・テープを元に彼ら自身によって新たにミックスとリマスターが施された。「我々はシンプルにしているんだ。トラックを取り除き、より優れた、よりTelexらしいものを作るのさ。新しく音楽を作り始めた感じだね、奇跡だよ」とメンバーのダン・ラックスマンが述べている。

また、細野晴臣からTelexへコメントが寄せられた。
細野晴臣とTelexとの縁は、イエロー・マジック・オーケストラと共に、エレクトロニック・ミュージックのパイオニアとして世界的な活躍をしたのみならず、細野晴臣がプロデュースしたコシミハルの『Tutu』(1983年)においてTelexの“L’Amour Toujours”の日本語カバーをTelexの自前スタジオでメンバーも参加して録音が行われたというかかわりがある。

【細野晴臣コメント】
先日Miharu Koshiと最近のフランスの新しいPOPSを聴いていて、『これはTelexみたいだ』と話してたんです。Telexのような音楽は今や普遍的なPOP MUSICになったんだと思いました。Telexの皆さんとセッションした暑い夏のブリュッセルがとても懐かしく、優しい心で迎えてくれたことを感謝してます。マルク・ムーランさんの逝去、とても残念ですが、きっと彼も僕たちと同じく、ベスト盤のリリースを喜んでいることでしょう。また、近い将来、あなたたちの新作が聴ける日を楽しみに待ってます。




『ディス・イズ・テレックス』
/ Telex
2021年4/30リリース
フォーマット:CD/デジタル配信
レーベル:Traffic
カタログNo.:TRCP-289
価格:¥2,400(税別)
*新ミックス+リマスター作品
*ボーナス・トラック2曲収録 / 解説: 野田努(ele-king)
【Track List】
01. The Beat Goes On/Off *
02. Moskow Diskow
03. Twist à Saint-Tropez
04. Euro-vision
05. Dance To The Music
06. Drama Drama
07. Exercise Is Good For You
08. L’amour toujours
09. Radio Radio
10. Rendez-vous dans l’espace
11. Beautiful Li(f)e
12. The Number One Song In Heaven
13. La Bamba
14. Dear Prudence *
15. Moskow Diskow (English Version)**
16. Eurovision (English Version) **
*未発表曲
**日本盤ボーナス・トラック
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第2弾先行シングル
「ディア・プルーデンス」
配信URL一覧






2021.3.4 12:00

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