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【INTERVIEW】satohyoh『inacagraphy+』インタビュー



風景の音にアコースティックの音を添え、サンプリング等の手法を交えて制作する「音メモ」シリーズが好評の秋田の音楽家、satohyoh。PROGRESSIVE FOrMよりリリースされた初音源集『inacagraphy+』は、アコースティックな音に豊かなサンプルや景色の音を混ぜ合わせ、田舎の景色や日本の原風景に寄り添うサウンドが表現されている。初リリースを迎えた彼に、作品の紹介を兼ねて今の気持ちを語ってもらった。

のどかな風景はどこにでもあるので、感じ入るものがある人にはほっとしてもらえるのかもしれないです

–:音源を聴かせていただき第一印象として懐かしさや郷愁に感じました。タイトルの「inacagraphy+」(イナカグラフィプラス)には田舎というフレーズが入っていますが、このタイトルに込めた意味や思いはありますか?
satohyoh:“田舎暮らし”を文字って作った造語ですが、田舎暮らしの記録という意味にしています。以前に配信限定の“1”と“2”があって、今回はそれらを練り直して、新曲や未公開だった曲を加えているので“+”を付けました。あとは“+”のあとに聴いてくれた方の名前がくるようなイメージを持ちたいなと思っています。
–:秋田で音楽を作られているということで、大まかにどのような制作環境なのですか?
satohyoh:自宅には録音機材とギター類とアップライトピアノが置いてあります。日頃から短いフレーズをたくさん録音しておいて、編集時に組み合わせていくような感じです。少し離れた小屋みたいなところにドラムとアンプがあってちょっとだけ大きな音も出せます。こういう環境も田舎特有かもしれないですね。
–:soundcloudやnoteで「音メモ」シリーズを公開されていますが、アルバムにも様々な景色の音が入っていますね。音メモが活かされている楽曲はありますか?
satohyoh:半分くらいは音メモをベースにしています。例えば1曲目の「roof snow」は雪が解けて屋根を滑る音が入っていますが、3曲目の「ame to asa」では雪が雨に変わっています。曲順が進むと虫の声が聞こえて、枯葉を踏む音になって、また吹雪や除雪の音になって、1曲目の雪解けの頃に帰るという。
–:細かく聴かせていただくと、まずは音の重なり方が丁寧だなと感じました。中盤は特に様々な音を使っているように思いますが、音を重ねる上で意識されていることはありますか?
satohyoh:意識というより好みなんですが、あまりメインのメロディがくっきりとしていない方が心地よく感じます。聴く度に別の楽器のメロディを追ってもらえるようなものになればうれしいです。
–:遠くで聞こえるような音がまた気持ちいいですね。空気感のあるサウンドが多くそれらが全体で包む込むような音楽になっています。個人的には聴いていてほっとする、安心する音楽に感じます。
satohyoh:ありがとうございます。音メモの感想に、自分の住んでいるところに合うというものがあり、フランスの方からそう言われたときはびっくりしましたが、よく考えたらのどかな風景はどこにでもあるので、感じ入るものがある人にはほっとしてもらえるのかもしれないです。
–:インスト曲が中心ですが3曲のボーカル曲も個性があって面白いですね。「ame to asa」はアイディアが詰まっていて楽しいですし、「sukimakaze to mikansei na uta」「tone」はとてもシンプルな感想ですが単純にいい歌だなと思いました。この3曲について何か気を配ったことや聴いてほしいポイントなどがありますか?
satohyoh:「ame to asa」と「sukimakaze to mikansei na uta」は友人がたくさんサンプルを提供してくれたので、曲の中で会って楽しくセッションしているようなものにしたいなと思いました。「tone」はフィールドレコーディングを手伝ってくれる友人の結婚式がテーマだったので、一緒に録音した音も使いつつ厳かな雰囲気にしました。ボーカルを際立たせるというよりは、やはり全体の心地よさを意識しました。
–:その中に印象的な歌詞もありました。“きっと私は未完成でそのすきま風が歌になる”や、“みんながみんな未完成で誰かの歌探してる”の部分に、ご自身の音楽への向き合い方が覗えるのかなと思いましたが、どうですか?
satohyoh:できないことが時には個性になるというのは、言い訳に使うとよくないですが向上心を持ちつつそう思えたらいいな、と。そうすれば人にも優しくなれる気がしますし。音楽への向き合い方はそうですね、寂しい時や何かが足りない気持ちのときに音楽を聴くことも多いので、そうかもしれません。

今できることは詰め込んだので、自己紹介となりスタートとなる作品としてとても満足しています

–:好きな音楽ジャンルとしては、やはりエレクトロニカ/フォークトロニカなどですか?
satohyoh:もちろん好きですが広く浅くですね。子供の頃にカーペンターズを聴いて古い洋楽に興味を持って音楽を聴くことが好きになって、そこからずっと広く浅く。最近はカナダのBroken Social Sceneの久々の新曲をリピートで聴いています。
–:作る方ではどうですか?参考にしているアーティストや、この人に近づきたいなという方はいますか?
satohyoh:細かくはたくさん参考にしています。この曲のこの楽器の音がいいなと思ったら、近づけてみたり。それでいうと、どちらかといえば精神面というか、編集作業を始める前にfishmansのインタビュー集を読むと気合いが入ります。
–:終盤へ進むと、より穏やかな楽曲に深く没入できる感覚があります。先程もお話にありましたが、カレンダーをめくって季節が廻っていくような作品にしようという構想は最初からあったのですか?
satohyoh:ある程度編集が終わってそろそろ曲順をというときに、季節通りにしようと思いました。通して聴いてもらえるようイントロアウトロを変更したり。なので、廻っていくと言ってもらえたのはうれしいですね。
–:お話も含めやはり統一感やコンセプトがしっかりした作品であると感じました。初めてのアルバム制作、満足度はどうですか?
satohyoh:今できることは詰め込んだので、自己紹介となりスタートとなる作品としてとても満足しています。この人に協力してほしいとか、ジャケットはこの絵がいいとか、制作前に考えた希望はすべて叶っていますし。あとは聴いていただいた方に満足してもらえるかどうか。そうなることを願ってます。
–:ジャケットの絵はとても印象的ですね。
satohyoh:近藤康平さんというライブペインティングなどの活動をされている方の絵です。一度自分が携わった曲でライブペイントをしていただいて、すごく大きな絵だったんですが真ん中を切り抜いていただき持ち帰りました。飾っているとどの季節にも見えてきて、絵の中の二人がこちらを向いて見えるときと向こうを見ているように思うときがあります。ずっとこの絵を眺めて作ってきたので、初めてのリリースに使わせていただけてうれしいです。
–:最後になりますが改めて、初の全国流通版となる作品をリリースした今の率直なお気持ちと、今後の目標などあればお聞かせください。
satohyoh:リリースのお話をいただいたときは実感がなくて、ただただ驚いたんですが、CDになって手に取ったときはうれしくて息がもれました。PROGRESSIVE FOrMさんにとても感謝していますし、1枚のアルバムを出すということにたくさんの方が携わっていただいていることを知ったので、その信頼に足る作品になれていたらうれしいです。この作品を作っている間、音メモをお休みしていましたが、今後も続けます。soundcloudやnoteで応援してくれている方がCDリリースをすごく喜んでくれて広めようとしてくれる人もいて、その気持ちにも応えたいなと。この作品でsatohyohを知っていただいた方には、まずは「inacagraphy+」がお気に入りの一枚になってもらえたらうれしいですし、さらに心地いい音楽を目指していきますので今後も聴いていただければと思います。

インタビュー・文:ニワケンジ




『inacagraphy+』/ satohyoh
2017年4/14リリース
フォーマット:CD
レーベル:PROGRESSIVE FOrM
カタログNo.:PFCD67
価格:¥2,000(税抜)
【Track List】
01. roof snow
02. yukinohateharuurara
03. ame to asa
04. sukimakaze to mikansei na uta
05. garden curtain
06. sanpo
07. folktale
08. returning
09. gloomy snowday
10. tone
11. children grow up surely
12. paragate

all tracks written, performed and produced by satohyoh, 2015-2017 akita, japan

except

vocals
M3 by asako
M4 and M10 by airi hashimoto

M3 and M4 guitar by yusuke ogino
M4 bass by koki sasaki
M4 drum by yuta yamazaki

M4 studio session sample by ukishizumi
sound effects sample by sato-dai

artwork by kondo kohei
photography by satohyoh







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2017.4.29 12:00

【DIG】Dream Collapse / Yikii


煮印不良品レコーディングスが14日にリリースした Yikii のアルバム。
煮印不良品レコーディングスリリースページ

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2017.4.21 7:41

【NEWS】[.que]が10/12にニューアルバムを2作同時リリース、リリースイベントも開催決定

[.que]が10/12に1stミニアルバム『Daylight』と6thアルバム『Nightfall』を2作品同時リリースすると発表した。そして、リリースイベントとして自主企画Welcome Strangerを開催も決定した。
今作ではそれぞれ異なるジャンルのアルバムを創っているらしく、今までの[.que]が好きな人や、新しく知る人も楽しめるものになるだろう。
また、このリリースに併せて、1stアルバムである『Sigh』が全国流通を開始する。

それぞれのアルバムについての詳細は以下の通り。

『Daylight』
作詞、作曲、編曲、プロデュースのすべてを自身が担当し歌、バンドサウンドに焦点を当てたミニアルバム「Daylight」にはヴォーカルに岩田真知(aquarifa)、ベースに松藤裕志 (Rhycol.)、ドラムに水口彰太(LOOPPOOL / December)、ヴァイオリンに青柳萌を迎え制作され、優しくもダイナミックなバンドサウンドと交わり、これまでのルーツを感じさせつつも新しい彼の音楽の方向性を示すであろうフレッシュな作品となっている。

『Nightfall』
インストゥルメンタル楽曲を中心に構成され、ピアノをメインに制作されたアコースティック、アンビエント作品。
あらゆる場所で録音されたピアノ、アンビエンス、エレクトリックピアノが織り成す叙情的で美しい楽曲の数々。
これまで[.que]と出会ってきた大切な音楽家を交え、美しい世界観を確立させている。

2作のアートワークにはinstagramにて世界的にも評価の高い新進気鋭のフォトグラファー国分真央が担当しており、「Nightfall」では写真集 + CDとして販売される。

■各作品詳細■
1st mini album「Daylight」
詳細:http://que-music.net/daylight
[CD] 2016年10月12日発売 / 1,700円 + tax / embrace / EMBR-5

6th full album「Nightfall」
詳細:http://que-music.net/nightfall
MV:Hope / [.que]|https://www.youtube.com/watch?v=vwOb6Wztw34
[写真集 + CD] 2016年10月12日発売 / 2,500円 + tax / embrace / EMBR-4

1st full album「sigh」
詳細:http://que-music.net/sigh
[CD] 2016年10月12日発売 / 2,000円 + tax / embrace / EMBR-1

■特典情報■
同時リリースの新譜2タイトルの同時購入特典
タワーレコード:ポストカード(3枚)
ヴィレッジヴァンガード:しおり
※一部取扱いの無い店舗もございますので詳しくは店舗までお問合せ下さい。特典は数に限りがございますのでご了承下さい。



リリースイベントについては以下の通り。

『Welcome Stranger』
2016年12/17(土)六本木 Super Deluxe
ACT:[.que] band set / and more…

– support musician –
Vocal : Machi Iwata (aquarifa)
Bass : Hiroshi Matsufuji (Rhycol.)
Drums:Shota Mizuguchi (LOOPPOOL / December)
Violin:Moe Aoyagi

詳細:http://que-music.net/1217SD

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2016.8.25 22:27

【INTERVIEW & REVIEW】gift to her / guitarsisyo (PROGRESSIVE FOrM)

2016年1月に3rdアルバムが配信されたばかりのguitarsisyoだが、早くも4thアルバムが届けられた。従来からリズムトラックに乗せた折り重なるアコースティックギターのアルペジオが印象的な安定した作風を保ち続けているが、今作は淡さを残しながらも音色の多様性やリズムトラックの透明感にも配慮されたトラックが多く収録されている。



1.toou
幾重も重なるギターのアプローチは音響的にも前作とも近い感触を持つが、ややダビーなブレイクビーツがとてもクリアな音色を保っている。外観は前作の延長ともとれる。しかしリズムトラックは今作のオープニングとして新しいアプローチをさりげなく、そして下降する美しいコードと共に深く提示する力強いはじまりかたともとれる。ここでの音響処理は以降のトラックでも随所に埋め込まれているようが気がする。静かだがオープニングにふさわしいトラックだ。

Q1このリズムトラックの音響は前作までの作品と比較してとてもクリアにリズムトラックが押し出された気がします。例えば、トミーゲレロのような要素を一層クリアにしたような印象です。前作から程なくして発表されたアルバムの1曲目としてはとても驚きました。このトラックはいつ頃作られたものなのでしょうか?前作とは明確に区別されているのでしょうか?
guitarsisyo作ったのは多分去年の中頃?だったと思います。基本的に曲作りは、時間があるときに断片断片で作って、あとでまとめる作業をするということが多いので、前作がどうだったから区別するとかそういうことはあまり考えていないです。ちなみに、トミーゲレロという名前くらいしか知らないのです…すみません…。
2.tpgk
冒頭のクリアなピアノのフレーズは絶妙に揺らぐことで、Hip Hop経由のサンプリングカルチャーが透明感を伴って昇華したような印象を残す。電子音を重ねながらトラックは進行するが、時折に挟みこまれるアコースティックギターの叙情的なオブリがECMのレコードのような感触を残す。
3.osk feat. hikyo
続くトラックでは非常にクリアでオンマイクなギターとリバーブに淡く揺らめくhikyoのヴォーカルの重なり具合が心地よい。ここでも繰り返されるフレーズは各所に揺らぎが織り込まれている。そこにリズムボックスの端正なノートが挿入されることでフォークトロニカとHip
Hopが入り混じる奥行きある響きを作り出している。

Q2この揺らぎと端正なリズムボックスのバランスがとても好きです。このトラック、どのパーツもナチュラルメイクというのか、丁寧な音響とナチュラルさが同居していて素晴らしいと思います。例えばヴォーカルRECの際には、例えば歌い方や言葉の散らばし方などあらかじめイメージを共有されていたのでしょうか?
guitarsisyo歌については、すべてお任せです(笑)。お互い離れたところに住んでいるので、カラオケ状態の音源をお渡しして、歌トラックをスタジオで録ってもらい、歌ファイルだけを頂いて、こちらですべてエフェクト処理、ミックスをしました。個人的にhikyoさんの声質が好きで、多分自分の曲に合うだろうなとは以前から思っていたので、私的には想定内(笑)の出来です。
4.dbnrm
細やかに配置されたリズムトラックとサンプリング音が印象的な冒頭部分にギターのアルペジが重なる瞬間、リズムトラックがミュートされギターを中心としたオーガニックな音が目の前に広がる瞬間、ピアノとギターが淡く交差する瞬間、シーンが切り替わるごとにそれぞれの美しさが刻まれているとても繊細な楽曲。どの瞬間も音響がとても印象に残る作りになっている。
5.sra
電子音が静かにコードを刻み、ディレイによってリズムが提示され、ギターはゆっくりと端正なアルペジオを刻む。シンプルなコード進行が物語を進めていく。中間部で入れ替わる細かな電子音の美しさに続くリズムトラックは意外にも高速感を持ったキック。シリアスさに寄り過ぎず穏やかなユーモアさえ感じさせる余裕のある表現に成功している。

Q3このトラックはシーンの切り替えが見事だと思います。特に後半に向けてのJUKEの倍速感覚とも違う、ダビーな音楽でもなく、なんとも予想外の展開なのですが、ある種の余裕とユーモアを感じてしまいました。そのような感じ取り方はどんなものでしょうか?
guitarsisyo私的には、あまり凝った展開ではないと思っています。多分ですが、ポストロックとかマスロックとか言われるジャンルの方々の曲を聴いていたからそういう影響からもしれないですね。そういう中だと「ベタ」かなと感じているくらいです。
6.teks
前曲から程なくつながるが、ここでは再び端正なブレイクビーツが再現されている。リバーブに暖められたスネアと透明感ある電子音に寄り添うギターのアルペジオ。静かに7thを入れ込むアプローチや、中間部以降で強調され繰り返される転調、音の動きがとても絵画的なトラックだ。
7.sbe
複雑な和声が示された前曲との対比でシンプルなコード進行が引き立つこのトラックでは、ピアノにMarei
Suyamaを迎えた淡いインタープレイが印象的だ。ピアノを覆うどのパートも大きく出すぎることなく、シンプルなコード進行を印象付けるべく一体となるようなアレンジと音の分離具合の対比がとても美しい。美しさへの配慮の多いトラックだ。

Q4冒頭にも登場する管楽器の音色からもっとvaporwave的な展開を予想したのですが、むしろ自由に広がるピアノや前曲との対比でのシンプルなコード進行が印象的でした。曲の並び方がとても効果的だと思います。(が、曲順が見えてきたのは制作のどの段階あたりなのでしょうか。こうした繊細な並べ方というのは相当時間を掛けて練った構成なのかなと想像しました。そのあたりのお話を伺えたらと思いまして質問させて頂きました)
guitarsisyo曲順については、レーベルの方と相談して決めました。全曲揃ってからですね。今回のアルバムは今までだったら、全て自分で考えないといけないところを客観的に見てくださる方がいたので、大変助かりました。
8.cbmh
リードトラック的な明快さを持ちつつ、ギターが旋律とアルペジオの中間点のようなフレーズを奏でている。複雑さと明快さを併せ持つトラックだが、端正なバランスがそれらを両立させている。ギターの揺らぎはかつてのミニマルミュージックも連想させる。あらゆる要素が織り込まれている。
9.ansl
朴訥なピアノのブロックコードを支えるブレイクビーツ。美しい転調をはさむコード進行、ギター、電子音、オブリとリズムトラック、表情の移り変わりがとても自然で、楽曲の展開を意識せず、つい聴きいってしまう。中間部以降徐々に音が集まり集中力を増す。このゆったりした淡い変化が美しい。
10.slw
朴訥としたピアノとギター、楽曲は静かにレイドバックしたブレイクビーツに乗せて、美しくもシンプルな進行の中での物語のシーンを切り開いていく。ここでも端正で美しい世界はキープされているが、時折みせるギターのオブリをとらえる音響が美しい。ピアノの細かな打鍵、ゆったりしたフレーズ、旋律以外の要素も一体となって淡い世界観を醸し出している。
11.life is dictionary
最後に収録されたこの曲では、淡さはリバーブの中に残しつつ、ダイレクトな音響のギターがそれを引き立てる。陰影を帯びたコードや、静謐なブレイク、サイン波を引き伸ばしたような低音の余韻、どのパーツも自らの短いフレーズをもっており、それらが揺らぎながら寄せては分離するサイクルに包まれていく。soejima
takumaによるミックスがラジカルな側面と叙情的な背景を同居させることに成功している。とても美しい。

Q5soejima takumaさんとの音楽的な相性はとても良いと感じました。シリアスさやアーティスティックな側面が時折ユーモアでうまく包まれていることがあったり、とてもラジカルな部分が時としてむき出しになっていたり。。ミックスによって変わった部分、変わらない部分というのはありますか?
guitarsisyo元々は、ギターとエレピのかなりシンプルなものだったのですが、soejimaさんがピアノを足してくれたり、ミックスしてくれたことで最後の曲に相応しい感じになったかな?と思います。
Q6どうしても伺いたいと思っていたことがありました。それは不思議な曲のタイトルについてなのですが、、逆に最後のトラックだけは明確な単語になっていますね。そして”dictionary”という言葉。前作までのタイトルも含めてとてもdictionary的だなという集約されたイメージをこのトラックに求めてしまうのですが。。(が、そんな深読みはアリでしょか)
guitarsisyoタイトルは付けるのが苦手なのと、dawのファイル名も製作開始年月日なんですよね。で、尊敬する宮内優里さんの曲タイトルも結構適当だったので(笑)、「あ、もうこれでいいや。」という感じで付けています。一応、ある単語の頭文字のアルファベットを取っているんですが、思い付きでつけているので殆ど覚えていません(笑)。
最後の曲だけ明確な単語なのは、昔、音楽的にかなり影響を受けた人とユニットを組んでいたことがあって、そのときのユニット名なんです。もうその人とは音信不通で今どこで何をしているかも分かりませんが、もしこれを見たら思い出して頂ければありがたいなと。なので、楽曲については全く関係無いですね(笑)。
Q7最後に、このアルバムに込めた「家族への想い」というのはどういったものなのでしょうか。(私は、そこにある種のメランコリーと、自我っていうのでしょうか、、そういうものが縦軸、横軸で交錯する、、とても複雑な、肉親ゆえの、、的な想いを感じてしまいましたが、、そのようなものなのでしょうか)
guitarsisyoあんまり深い意味は無いですが、僕のように嫁や子どもがいて、音楽で生業を立てていない人が、音楽活動を続けるのって意外と難しいのかな?って思います。それが出来るっていうのは、やっぱり家族が理解して許してくれているからだと思うんですよね。そこに対する感謝という意味でこういうアルバムタイトルにしました。ま、結局、楽曲には何の関係も無いですね(笑)。
そういう意味から言うと、次のアルバムタイトルは「gift to her vol.2」とかになりますが、それは避けます(笑)。
基本的にはこれまで通り、不思議な曲名と美しいアコースティックギターが織りなす世界観はしっかりと提示されているが、多様性がその世界をさらに押し広げることに成功しているのではないかと感じる。「家族への想い」をタイトルに込めたという本作は、家族故のメランコリーを持った陰影を残しつつ、自己の透明感はキープする。そういったタペストリーを連想させる折り重なった世界を幾重にも提示してくれる作品に仕上がった。


インタビュー 30smallflowers(@30smallflowers)



gift-to-her
『gift to her』/ guitarsisyo
2016年7/17リリース
フォーマット:CD
レーベル:PROGRESSIVE FOrM
カタログNo.:PFCD59
価格:¥2,000(税抜)
【Track List】
01. toou
02. tpgk
03. osk feat. hikyo
04. dbnrm
05. sra
06. teks
07. sbe
08. cbmh
09. ansl
10. slw
11. life is dictionary
amazon
All Tracks Written, Produced & Mixed by guitarsisyo in Japan
Except:
M2 Vocal by hikyo, Recorded by CatooO NO asoviva
M5 & 11 Additional Production & Mix by soejima takuma
M7 Piano by Marei Suyama
Mastered by Yoshio Machida
Model by mirei
Artwork by rieko w, guitarsisyo
Design & Layout by nik
Thanks to: bit, horse ride park, sexy chocolates, selvasupina, CatooO, NO asoviva, My Family & All Friends

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2016.7.26 21:00

【NEWS】guitarsisyo 7/17リリースのアルバムから「teks」のMVを公開

7/17に初の全国流通盤『gift to her』をリリースするfolktoronica / electronica・guitarsisyoは、アルバム収録曲「teks」のMVをYouTubeに公開した。



gift-to-her
『gift to her』/ guitarsisyo
2016年7/17リリース
フォーマット:CD
レーベル:PROGRESSIVE FOrM
カタログNo.:PFCD59
価格:¥2,000(税抜)
【Track List】
01. toou
02. tpgk
03. osk feat. hikyo
04. dbnrm
05. sra
06. teks
07. sbe
08. cbmh
09. ansl
10. slw
11. life is dictionary
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All Tracks Written, Produced & Mixed by guitarsisyo in Japan
Except:
M2 Vocal by hikyo, Recorded by CatooO NO asoviva
M5 & 11 Additional Production & Mix by soejima takuma
M7 Piano by Marei Suyama
Mastered by Yoshio Machida
Model by mirei
Artwork by rieko w, guitarsisyo
Design & Layout by nik
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2016.7.16 17:21

【NEWS】guitarsisyo 初の全国流通盤『gift to her』を7/17にPROGRESSIVE FOrMよりリリース

過去にネットレーベルからのリリースで高い評価を受けているfolktoronica / electronica・guitarsisyoは、4thアルバムにして初の全国流通音源となる『gift to her』を7/17にPROGRESSIVE FOrMからリリースする。
アコースティックギターとサンプリングされた多様な音を組み合わせて作られる音、そして家族への思いが作り出したドラマチックかつセンチメンタルなアルバムとなっている。
現在PROGRESSIVE FOrMのsoundcloudでは「toou」「teks」「ansl」の先行試聴とアルバムトレーラーが公開中。

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『gift to her』/ guitarsisyo
2016年7/17リリース
フォーマット:CD
レーベル:PROGRESSIVE FOrM
カタログNo.:PFCD59
価格:¥2,000(税抜)
【Track List】
01. toou
02. tpgk
03. osk feat. hikyo
04. dbnrm
05. sra
06. teks
07. sbe
08. cbmh
09. ansl
10. slw
11. life is dictionary
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All Tracks Written, Produced & Mixed by guitarsisyo in Japan
Except:
M2 Vocal by hikyo, Recorded by CatooO NO asoviva
M5 & 11 Additional Production & Mix by soejima takuma
M7 Piano by Marei Suyama
Mastered by Yoshio Machida
Model by mirei
Artwork by rieko w, guitarsisyo
Design & Layout by nik
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2016.7.3 20:30

【NEWS】nemoasakura 新曲『Waltz For The Bed』公開

千葉の宅録エモーショナル・nemoasakuraは、soundcloudに新曲『Waltz For The Bed 』を公開。

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2015.4.11 13:43

【NEWS】guitarsisyo アルバム先行曲『Slw』公開

宅録forktronica・guitarsisyoは、3/27にTanukineiri Recordsからリリースされる2ndアルバム「clearance time」より、先行配信曲『Slw』をTanukineiri Recordsのsoundcloudで公開。

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2015.3.16 10:46

【REVIEW】There is always light behind the clouds. / Sij Med

http://mayoware.seesaa.net/article/409445333.html フィジカルのリリースもはさみつつ、mayoware record 173回目のリリースは、前作(The air is a medium for sound)で丁寧な音色と配置が印象……(続きを読む)

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2014.11.24 22:28

【NEWS】迷われレコード ニューリリース 『There is always light behind the clouds. / Sij Med』

迷われレコードは23日に高知出身のSij MedによるEP『There is always light behind the clouds.』をリリースした。
FreeDL。
http://bit.ly/1uZXo4q

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2014.11.24 11:26

【NEWS】nemoasakura ニュートラック『Love In Your Arms』公開

千葉のnemoasakuraがニュートラック『Love In Your Arms』をsoundcloudで公開。
http://bit.ly/1AMJ2EN

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2014.9.14 22:09

【REVIEW】 Abisal (EP) / Arcadio Tornasol

sabadragon Abisal (EP) / Arcadio Tornasol 美しくて美しいチリのfolktronica http://t.co/AoCM8gU1k6 #bandcamp_d Abisal (EP) by Arcadio Tornasol チリのPatric……(続きを読む)

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2013.12.3 21:49